先日、知人が講演するというので出かけたら、キネシオロジーなるものを用いたヒーリングセッションを見学する機会にめぐまれました。シータヒーリングにちょっと似ているな~と思いつつ、よりチャネリングの要素が濃い印象を持ちました。そこで印象的だったのは、セッションでクライアント役を務めた41歳の女性。見た目は30歳位に思えたので、年齢を聞いてビックリ・・・というのは本筋では無く。

どうも独身で親と同居されていらっしゃるのですかね。で、そこでセッションで色々な角度から質問されて出て来たのが、「母親から認められたい・認めてくれない」という言葉。

いい年こいた大人が何言ってんだ?と思いましたが、考えてみたら、こういうの、男女に限らずよく見かけるなと。同性の親に認められたい願望ですね。

漫画「美味しんぼ」の父・海原雄山と息子・山岡士郎、映画「エデンの東」でジェームズ・ディーンが演じた主人公とその父親、あるいは現実だとジョージ・W・ブッシュ前米国大統領は父親のジョージ・H・W・ブッシュ元米国大統領に認められたいがためにイラク侵攻・フセイン政権の打倒をしたとか、父・息子の関係で事例は色々ありますね。そう言えば会社の同僚でもそんな感じの人いました。特に父親が割と活躍している人だとなる、のかな?

母・娘は前述のように、ヒーリングだのスピリチュアルだのやっていると、ちょくちょく耳目にします。

とまぁ人のことをごちゃごちゃ語りましたが、ひるがえって自分はどうか?というと・・・いや、さっぱり分からないのですよ(苦笑)父親はねぇ、私の事を特に評価していなかったと思いますよ。それこそ頼りないと思ってたんじゃないかな~ただお互いほとんど口も聞かない仲だったのと、結局私自身、特別何も問題を起こさないし、親に反発もしないし、かといって従いもしないし、やり合う事が無かったのですよ。

なんて言うか、父親があまり精神的余裕が無い人なのは、子どもの頃から知っていたしね。だから配慮してましたよ、あまりプレッシャーかけないようにね。あ、父は有能な人なのですよ。私は到底及ばない人付き合いの能力を持っていますしね。ただ・・・いまいち辛抱が効かないのよな。

で、父親に自分のことを理解して欲しいとか、認めて欲しいとか、そんなの内心のどこをひっくり返しても、そんな願望は無いなぁ。お互いに全然違う人間ですしね。多分、お互い相手のことそう興味無いです(笑)

それだけに、はて一体どんな葛藤が親子の間であるのか、とちょっと野次馬的に興味を持ってしまうのでした。

何か学術用語とかあるのですかね、エディプスコンプレックスみたいに。