死ぬ位ならば隠遁すればいいのに。。。と、STAP細胞事件の当事者である笹井副センター長が自殺されたと聞いて思いました。

アフリカか中南米か分からないですが、お金はあるはずなので、どこかに一人遁走する、というわけにはいかなかったのかなぁ。妻子が反対したら、独りでいけばいいのだし。

というわけにはいかないのが、中年男性というものなのだろう。組織、家庭、どちらもプラスに働くこともあれば、自分を追いつめる方向に働くこともある。イザというときのフリーハンドを持っている大人の男というのは、実は非常に少ない、というより、いないに近い。誰かに依存して生きている、生きざるをえないのが、今の日本社会の男児だ。

苦しかったら逃げればいいのに、ね。特におじさんは、自力でなんとかできる能力はあるはずなのだから。そこを逃げずに、自ら見えない檻の中に居続けるということは、「今はここで生き続けるしかない!」としたたかに必死に生きている人か、それか奴隷です。自殺されたということは奴隷。笹井さんは、ご本人を取り巻く様々な人や組織に隷属されていたのでしょう。

それにしても奴隷から脱出する術、あるいは奴隷としての責任を全うする術が”死”しか無いとは、、、。非常に頭脳明晰な人だそうですが、その明晰な頭脳で、現状の延長に描く未来ではない、もっと別の未来は見つけられなかったものかな。

ご冥福をお祈り申し上げます。