富裕層の意識調査を読んでいると、お金持ちの思考が分かって面白いです。

まずお金持ちの趣味。それはお金をもうけること(笑) これは50%近くの富裕層が当てはまるそうです。要するに、証券投資や不動産投資、その他の資産運用が趣味なのですね。

その次に多いのが貴金属の収集、次いで骨董品です。どうして多いのかというと、値崩れがしないからだそうです。例えば衣装にはお金はかけませんし、車が趣味の人も非常に少ないです。衣装は中古になると非常に安くなるので(10万円近い服が、売る時には10円とかになってしまう)、ユニクロのようなせいぜい3000円程度のものを購入するようです。

しかし貴金属や骨董品は保有していても、そんなに安くなりません。資産価値が減少しにくいわけですね。だから収集する人達が多いようです。

要するに趣味や私生活も含めて、損得勘定を徹底して合理的に行なっている、マシーンのような人達というところでしょうか?!

億単位の収入のある人でも、飲みに行くときはチェーンの居酒屋、それも事前にホームページにアクセスして、安売りチケットをプリントアウトしますからね。というより、そういう細かいお得を絶対に逃さないし、見栄などで無駄なお金は使わないからこそ、お金が残るということなのでしょう。

面白いもので、お金持ちに憧れる人向けの華やかな生活をする人達もいるそうです。これは似非金持ちや、あるいは一時的な成金だそうで、金持ちのふりをするビジネスという分野があるそうですね。

金持ちのふりが可能になったのは、高額納税者番付が発表されなくなったからでしょう。かつてはお金持ちが誰なのか氏名が分かったのですが、個人情報保護の観点から、公表されなくなりました。それ以降、お金持ちのふりをしてお金を稼ぐ、半ば詐欺のような人達が出現するようになりました。

なお実際のお金持ちの行動と、お金持ちに憧れる人がイメージするお金持ちの行動は、ここまで読めばお分かりのように、かなり違います。ネットワークビジネスの世界は、お金持ちに憧れる人のイメージを徹底的に刺激して、中身は空っぽというケースばかりですが、金持ちのふりをするビジネスのひとつの典型ですよね。

いやうちの隣室がネットワークビジネスの大手であるアムウェイさんの事務所なので、ついネタにしてしまいます^^