年末年始、里帰りした時に、両親から別々に遺言のようなものを伝えられました。2人とも同じ内容で、「葬式はやらなくていい。墓にも入らない。○○さんに納骨してくれればいいから。戒名?(笑)」

ここで「そう言えば」と父に尋ねました。「我が家の墓ってあるのか?」

父の答えは、「秋田(父の故郷)にあるだろうけど、もう誰もおらんやろうなぁ」

ちなみに父は長男ですが、姉妹がいまして、私もよく知らなかったのですが、今回姉妹は3人、姉2人、妹1人ということが確認できました。長姉(私にとっては叔母ってやつですか)が、祖父母の家を継いだように聞いてましたが、もうお亡くなりになったのでしょうねぇ。

2人ともにお墓は要らない、というのは予期できたことです。私の名も無き姉が眠っているお寺に2人とも入りたいのでしょう。そこはお墓では無くて、骨を納めればずっと供養してくれるそうです。あ、怪しいところではありませんよ(笑)日本有数の立派なお寺です。親鸞上人眠る場所といえば、ご存知の方も多いでしょうね。

葬式もまぁ・・・親戚がおらんからね。正確に言うと没交渉。だから家族葬という形にしたら、本当に私一人だけになります。だったらやらなくていい、ということでしょうし、私もそう思います。もし葬式を行うとして、呼ぶとしたら2人の友人関係ですが、母の友人は1人知っているので、その人からは葬式しなければ文句のひとつふたつは来るかもなぁ。父はわからん。何せ人間関係を知らんから、予測ができません。

父曰く、「わしの言う通りにすれば全部で20~30万円くらいかかると思うけど、生命保険でカバーできるから」と。しかし2人の意向はともかく、葬式は私の方でやるかもしれません。ここには連絡した方が良かろうという心当たりは2人共に1つずつ知っているので、前もってそこの連絡先だけおさえておけば、あとはそこの人達が周りに声をかけてくれるかな、と。

ただ私も2人のいる京都に住んでいるわけでは無いので、結構難しいような気もします。大体今、父親ってどこに住んでるねん(笑)父は8ヶ月前くらいかな、引っ越しまして、家を借りる時に連帯保証人になったので住所は知ってます。が、行ったことは無いのでねぇ。

「お前、良い家に住んでるんだな。不動産屋がそう言うてたぞ」「力強い保証人がいると伝わって良かったやん(笑)」

親達も多分考えての結論でしょうから、やらないのが現実的なのでしょう。それに仮に弔問客に死して会うにしても、死体は予め焼いて骨の姿にしておいて欲しいのやろね。死んでいる姿は人に見られたくないんちゃうかな。

ただ、戒名は私も不用だと思いますし、死体を他人に見せることも無いと思いますが、2人に別れを告げたい人達もいるでしょうから、何らかの場は必要なのかなと。なにせ大して親しく無い関係でも泣く人たちが結構いるくらいですから、多分父の場合はあの団体、母の場合はあの組織に声をかければ、誰かいるはずだと思うけどなぁ~。

葬式は関わった事無いから、何をやるのかろくに知らんのです。会社の同僚の父上のお葬式に、職場代表で一度出たくらいですな。さてさて、こっちでもちょいと調べておかないと