さて今日は愛について語ってみましょうか(笑)←こいつが語るの?と笑うところ。

これ、自分と相手の”気”の流れを注意深く観察し、それを既存の理論的な枠組みにあてはめると、3パターンに分かれるな~という実感からきています。

理論的な枠組みとは、アガペーとエロスです。アガペーは下降、エロスは上昇を意味します。僕なりの解釈を加えますと、アガペーは水で、エロスは火です。”気”の方向性を観察していると、上から降りてくる感覚と、逆に上昇していく感覚というのはあるので、この枠組み、なるほどと思うところがありました。

エロスの方は、身体の表面数センチが相当すると言われる”エーテル体”が反応します。かなり身体感覚に近いものがありますが、身体そのものの反応ではありません。むわ~ってちょっと暑苦しくなる感じです^^ 磁石のように互いに引きつけ合いますので、恋愛に発展しやすいかと思います。皮膚の内側から出ている何かに反応し合う感じです。

アガペーは、一般的には”同情”でくくられるケースにおいて、私の場合は発生しています。たとえば病弱な方や障害を持っている方との関係ですね。よく「それって愛なの?」と問われるケースですが、まず100%間違いなく”愛”にくくって問題無いと思われます。それも相当にピュアというか、スピリチュアルな用語を使えば、高次元から下降してくるエネルギーです。悟りの一歩手前の段階ですね。したがって、よくある生臭い恋愛とは随分とかけ離れていますので、「それって愛なの?」と問われるのでしょう。恋に付き物の下心が乏しいですから。

しかし、男が女に尽くすのは、男がアガペーの気持ちをいだいたケースしかありえません。男はエロスの愛を持ちがちですが、これでは女に尽くしません。エロスの場合、男にとって女とは、自分をよく燃え上がらせてくれる燃料ですから、気持ちは外に向かいます。

「河よりも長くゆるやかに」という吉田秋生さんの青春グラフティの傑作があるのですが、男のアガペーをよくあらわすエピソードがあって、主人公(男子高校生)の父親がアパートで洗濯物を干しているのを主人公が見るシーンがあるんですね。この父親、女をつくって家出しちゃうんですよ。その女というのが、水商売の女性なのですが、非常に病弱でして、父親はその女性に対して、かいがいしく世話をしているのですが、それをあらわしているのが洗濯物を干すシーン。で、主人公がそれを見て、「家では一歩も動かなかった親父なのに、ここでは女の下着まで干すのか・・・」みたいな内容のことを友人に話すのですが、怒ってもあきれてもいるわけでは無くて、そういう「幸薄そうな女性にひかれる気持ち」を、その主人公も持っているので、気持ちがわかるわけです。

もうあの父親が洗濯物を干しているシーンは、超しびれました。吉田さん、女性なのになんでそういうのわかるんだろう?と思ったものです。男の作家でそういうの表現した人は逆に記憶に無いんですよ。男性作家さんはエロス系の愛ばかり表現している印象があるので、お前だってアガペーもあるだろう?!人生半分損しているぞ!と問いたくなることもあります^^

さてここまでは2パターンを解説しましたが、最近発見したパターンがありまして、それは既存の枠組みには無いのですよ。それはサイコシンセシスの用語を使えば、トランスパーソナルセルフの愛とでもいうものです。ハイヤーセルフの愛でも良いですが。これは「ポーン」と上から予期しない&意図しないチャネリングメッセージが降りてきます。上といっても、自分の一部という感覚はあります。普段あまり意識していない自分が何か反応していて、その自分とはかなり上の方にある感覚なのですね。日常的な私の意識では、「よーわからんけど、この人のことを気にしておけば良いのね?」という程度。ナンパまがいのことをする羽目になります^^;

一体これは何なのだろう?と結構不思議でしたが、どうやら一緒にいると、お互いのオーラが拡大するという現象が起こることがひとつ確認できています。一緒に歩いていると、毎回「写真を撮らせてもらってもいいですか?」とその女性の方が誰かから声をかけられるわけです。「いつもこんななの?」と問うと、そうでは無いそうで、これはオーラが拡大しているなと。私のオーラはかなり拡大したので、何かこの人から奪ったのではないか?と心配になりました。非常に面白いので、観察できる内は観察していければと思います。感覚的にはエロスでもアガペーでも無い、日常的な意図とは離れた何かというところ。

チャネリングメッセージが降りてくるというのは、実は結構注意信号なんですよ。自分の意識を誰かに(無意識的に)操られている可能性がありますので。そういうケースは私自身体験済みですから、どこかから自身に降りてきたメッセージならば全部信じるわけでは全くありません。自身の心理的ブロックがうずまく表層的な無意識から来ているメッセージの可能性も大いにあります。したがってチャネリングメッセージも、うのみにするのでは無く、客観的な見方で検証していくことが大切です。