うちのブログタイトルは「ヒーリング漫遊記」ですから、たまには文字通りの内容を書いてみます^^


はい、温泉に行ってきました。福島県須賀川市にある「おとぎの宿 米屋」さん。”よねや”と読みますが、創業者の最初の商売がお米屋さんだったことに由来します。須賀川市は、ちょうど郡山市と白河市に挟まれた所に位置します。


福島では数少ない全国区の温泉宿ですが、やはり温泉の気持ち良さは、ずば抜けていました。


旅館の周りはこんな感じです。


リュウ博士のヒーリング漫遊記 


はい、田園風景です^^ ずーっとこんな感じで田園が続きますので、「本当にこんな所に温泉宿なんて有るんかいな??」という気になってきましたが、突然出現するんですねぇ^^ かわいくて立派なお宿が。


いわゆる温泉街では無く、付近に旅館が立ち並ぶことはありません。本来だったら、良い温泉が出る所には、少なくとも幾つかは競合する温泉施設が並ぶものですが、ここは旅館の経営者が地域有数の地主さん。


そのためか、ここいらの土地全体と旅館が調和しており、本当に「おとぎの国」が突然出現したかのようです。非常に失礼で語弊があるかもしれませんが、「趣味でやっている」感があります。良い意味でですよ。


真剣勝負でやっていらっしゃると思いますが、お金持ちの家に生まれた人の余裕が隠せないんですよ。遊び心があって、庶民よりも高邁な視点を持って経営しているということです。高邁な視点とは、一言で言えば利他の精神、そしてその”他”に含まれる人の数の多さ。利他は庶民にもできますが、”他”を広げる深めるには教養と立場が必要です。


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あと、ここの旅館はスタッフのサービスに驚くでしょうねぇ。良い意味で田舎くさいんですよ。洗練されていない、素朴な良さがあります。


最初のスタッフの笑顔で、「あ、ここはすごい^^」と思いましたよ。リッツカールトンやシャングリ・ラのようなラグジュアリーホテルの洗練さとは全く異なり、ほとんどが普通の素朴な娘さんです。ただ、人の素朴な親切さって、人間ひかれるし心安らぐものですよね?それを発揮できるスタッフの人達が多かったということです。


旅館の経営者曰く、「うちの宿は、よそで経験を積んだ”プロ”のスタッフが全然続かないんです。うち独特のやり方についていけないようで」と言っておられて、あ、やっぱりと思いましたねぇ。


プロのスキルには敬意を表します。ただ、マインドは素人でもできる部分があるはずなのよ。愛があるか?というレベルの話ですからねぇ。


で、温泉。いや、ここの露天は最高。夜、岩肌の湯船に、両肩を広げてどっぷりつかり、頭も湯船にのせて星空を仰ぎ眺めて、「ふーっ」と、こう、ねぇ^^ ずっと出ていたくない!と珍しく思う気持ち良さでした。過去の経験では、青森の浅虫温泉の湯力の強さが印象に残っていましたが、また質が異なって、穏やかでゆったり滑らか。美肌の湯だとの評判ですが、本当にそんな感じです。


そして、ここはお料理の評判も良いんです。女将さん(経営者の奥様)がプロデューサーになった「おとぎ会席」というのが有名で、おとぎ話に沿ったお料理のコースが出てきます。そういう遊び心も楽しいですが、料理の味も最高です。


采女(うねめ)牛。何これウメー!


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トマトやチーズにお野菜がありますね。炭火で、すき焼きにします。イタリア風すき焼きですって。


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この肉、本当に美味かった!!(何度強調してもし過ぎることは無い)これまで食べたどんな牛とも別格。日本一を2回取った武田さんの牛なんですって。後で調べますと、郡山市の武田ファーム。安倍総理が春先に武田ファームを視察して「うまい」と食べていたようですが、そりゃ美味いだろうよ、ここの牛は。


高級すき焼き店に行くと、確かに美味い。特に最初は。でもねぇ、しつこいんですよ。ずっとは食い続けられない。ところが、この肉はしつこく無かった。幾らでも食えるって感じのあっさりして、それでいて、いや~旨味が凝縮されているのよ。それに野菜がたっぷりなのも影響大きいでしょうねぇ。


福島の宿だからか、健康には相当に気をつかっていらっしゃいますね。ただ味が美味いだけじゃありません。栄養バランスが取れていて、カロリーも控え目でした。


お料理の後は、コーヒー飲んでゆったり。談話室の写真です。


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朝飯も美味かったですよ~。白米か五穀米かどっち?と聞かれて、五穀米をお願いしたのですが、死ぬほど美味かった(涙)。大戸屋の五穀米をたまに食べることがあって、それなりに美味しいと思っていましたが、比べ物になりません。


初めて五穀米を食べたというN先生も、「美味しい美味しい」と繰り返しておりました。


いや良い経験させていただきました。感謝(^人^)