私に誰かのブレーン(brain知恵袋)の役割は無理ですな。参謀役とか懐刀みたいな、ね。まずこれまで一度も機能したことが無い。私より年上の人のブレーンは全くダメですし、年下もどうかな~・・・多分無理。


知識・知能の類が売りの人間と思われると、ブレーンができそうか試してくる人も多々いらっしゃいますが、私は基本的にあまり話さないのでね。別に勿体つけているわけでは無く、チャネリングモードで何か降りてきたら話しますが、何も降りて来なければ黙っているわけで。


ブレーンとして全く持って使い物になりません(笑)


面白いもので私の仕事のパートナーは、もうここ10年以上、ブレーンとして活躍している人達がなっています。かなり年上の責任ある地位に就いている方々や、他組織や他分野で活躍する有能な方々から、知恵袋として信頼を集める人達です。子どもの頃から、同じ子どもよりも大人との方が話が合うような人達でもありますね。


ブレーンタイプの人は、とにかく博識で頭の回転が早く、気が利きます。勿論コミュニケーション能力も桁はずれであり、多くの人から信頼を得ますし、女性にも非常にもてます。一般的に、こう言う全て有能な人達と同僚になるのは非常に難しいです。かつてのパートナーの一人からは、彼の幼少時代からの詳細な物語を聞きましたが、同僚や指導役の先輩達を多数つぶしてきたようです(笑)


つぶれる理由は簡単で、まず周りから比較されますよね。これで同僚はつぶれます。圧倒的に差があるわけですから、成績評価で差がつく以前に、評判の差に否が応でも気づいて自滅します。指導役の先輩がつぶれるのはなぜかというと、先輩の上役から信頼を得て直接つながってしまうからです。組織の階層において下から、1→2→3という構造であれば、1と3がつながると2はつぶれる、とシステム論という分野で言われています。2の人は、気の毒ですが、そこでの存在価値を失います。そうするとどうなるかは、言う必要ありませんね。


よくこんな人達と対等に組んで(私の方がいつも年が一つ上)、つぶれないでいられるものだと、我ながら感心します。100人いたら99人は、私よりもパートナーの方を有能だと感じ、かつ信頼を寄せますからねぇ。普通に考えたら、私は集団の中で完全に埋没します。


つぶれないためのノウハウはありません。運命の相手を引き寄せているだけのことです。そうしたらたまたま有能なブレーンが連続しているということですね。


勿論私にとって大いに学びになってますよ。優秀で責任ある地位につく諸先輩方が、年齢や立場の差を超えてその智恵を欲しがるような男達と、ざっくばらんに多くの時間を過ごすわけですから。「オレは優秀だ!」と勘違いしなくてすむという利点もあります^^


ここでひとつ自分でも疑問がわいてきます。私の後ろ盾は一体誰なのでしょう?通常、誰かいないと今の私は無いはずです。現実には、その時々で後ろ盾になってくれる人達が、ひょいと現れて、ふっと去っていきます。本当に一瞬です。


例えば昔私はある人のコネクションである組織に籍を置きましたが、そのある人とは会ったこともありませんしお名前もしりません。ただ警察のえらい人とだけ認識しておりました。そのえらい人とつないでくれた人物とは親しかったのですが、その後まもなくしてその人物はスキャンダルでいなくなりました。だからしがらみは全く無いし、その人達に私が何か貢献したわけでもありません。


そんなことばっかりです。