たまにくる 宗教屋さんは
いつもボサボサの頭をして 不幸そうだ
明るい声で在宅を問い
不在とみるや パンフを押し込む
でもな いや、言わせてくれ
幸せですかとこっちが問いたい
真理なんかどうでもいい
とにかく人として幸せですか?
あかぎれだらけのくすんだ手
クリーム塗れよ
セレブを見なよ
パンフなんて配ってないけど
幸せそうに生きてるぜ
幸せの研究をしたからって
幸せになれるわけじゃないんだぜ
どちらかというと幸せが怖いから
理屈で固めて観察しようとしてるんじゃないのかい
かわいらしい幸福のヒナは
あんたの手のなかでもがいてるよ
解剖が完璧にできたって
もうそのヒナを元通りにはできないよ
そのことに 気づくかな
気づくかな