そこは葬式の場だったし
あたしは喪服を着ていたけど
それでもあたしは踊った
だってそれがあたしにできる最高の弔いだったから
厳粛な場で
みんな息をのみ
口を開けていたわ
あたしだけひとりで
汗が出てきた
黒いスカートはめくれ
ジャケットはよれてしわだらけになった
なにが起きているのか
誰も理解できないようだった
あたしは頭のなかで予定していたすべてを踊り終えると
棺に花を放り込んで式場をあとにした
なぜ あたしがこんなに動けるのか
それはみんなには関係ないこと
あたしがチューブに繋がれて
マスクを曇らせてるなんて
内緒よ
今日は前夜祭ね
もうすぐ行くわ