退屈すぎて腐りそうな日を
積み重ねるのがいやだった。
同じ場所にいることなんて
到底できないのだった。
いつもの場所が
嫌いなわけではなかった
そこを離れるときは
どうしようもない痛みがおそった
だけど 留まれなかった
そして 戻らなかった
帰りたい場所を見つけたら
安心して
また出かけていく
わたしは帰ることなどないのだった
港に安心して出かけていく船は
嵐にあって沈没するのだろうか
それとも港で 役目を終えることができるのだろうか
港のないわたしは
ただひとり漂う
黒っぽく揺れる海
塩まみれの風
誰にも気づかれないように
振り返り
涙を隠しながら