・現状の問題点ーいつまでたっても解決しないのは
水俣病が正式認定されて七十年が経過したそうだ。
正式に認定され始めた時には認定されるような症状が出ていなかった人たちが年が経ち、症状が出て、それで認定を求めて、認められず、訴訟を起こしたとかで、七十年経ったそうだ。
認定された被害者は救済として、医療費やその他の費用が補償されているそうだ。
有機水銀が排出された水俣湾はきれいになって捕獲した魚も食べられるようになり、水俣市は環境保全を進んで実行している自治体となっているらしい。また、水俣病の記憶も忘れないように資料なども収集され、公開している施設もあるそうだ。
さて、それでよろしいのか?
水俣では、もう二度と公害は発生しないのか?
そもそも、水俣でなぜ公害が起きたのか、共有されているのか?
そもそも、チッソが排出し続けた汚染水のようなものは、もう排出されることはないのか?それは誰が担保するのか?誰が管理するのか?その管理手法は誰が検討するのか?
また、水俣湾の魚が海に浮いた時からチッソの汚染水が停止されるまでに要した年月は現在では何時間にまで短くなっているのか?最初の被害者が出るまでに環境汚染を停止することは今ならできるようになったのか?企業城下町における企業と市民の関係は現在は対等になっているのか?
それらの課題に誰も答えられない。果たして、それでよろしいのか?
企業は企業自体を存続させるためにいる。地方自治体は地方自治体を継続させるため、また、首長をクビにしないように存在している。市民は、何をすればいいのだろう?研究者は何をすべきなんだろう?国は何をするべきなんでしょう?
今を生きる者の責務って、何でしょうね?