丹波篠山に落ちた隕石(隕鉄「岡野号」落下の地) | レレレの行ってみたらこんなとこ!

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散策で主に史跡、神社仏閣を巡ってます
各地のガイドマップに載っている史跡、山川出版社から出ている歴史散歩シリーズの画像補完計を秘かに計画しています(笑)
ドライブの一助になれば幸いです(^^)
愛書家(読書家とは違います(笑))なもんでたまに本のことも書いてます

この日は丹波篠山へ買い物に行きました
その時、一ヶ所だけ寄った所があったので、そのことになります
県道140号線(長安寺篠山線)を走っていると、ユニトピアささやまという施設の近くでこんな看板が建っています
岡野隕鉄の里 今福
隕鉄「岡野号」落下の地

この看板から山手側に入って行くと、車が停めれるスペースがあって、その解説があります
住所・兵庫県丹波篠山市今福

駐車場・あり

解説
隕鉄「岡野号」の落下について
  明治37年(1904年) 4月7日の午前6時35分ごろ、ここ丹波篠山市今福(当時は多紀郡岡野村今福)に突然、雷鳴のような大音響がとどろきま した。近くに住む畑勝蔵さん(故人)は、その音に驚き、空を見上げると何かの物体がお寺の裏山に落下するのを目撃しました。一緒にいた2人とともに裏山に駆け上り、辺りを探したところ、樫の木が裂け、その根元に煙が漂う直径20センチ深さ80センチの穴を発見しました。畑さんらは、穴の中にとがった方を上に向けて突き刺さっている黒い石のようなものを掘り出しました。
  この黒い石のような物体は、当時の京都帝国大学(現在の京都大学) 理工科大学採鉱学第三講座初代教授の比企 忠(故人)教授のもとにわたり、その後の分析で鉄の成分が94.85%と多く含まれている一方、通常は7%程度含まれているニッケルが4.44%と少ないため、ウィドマンシュテッテン構造と言われる隕石特有の美しい模様が見られない大変珍しい石であることが判明し、比企教授により「隕鉄 岡野号」と名付けられました。
  宇宙から地球に落下してくる岩石を総称して「隕石」と呼びますが、その成分により「石質隕石」、「石鉄隕石」、「鉄隕石(隕鉄)」に分類されます。 「岡野号」は鉄の成分が非常に多いことから「隕鉄」と呼ばれています。
  ちなみに「隕」と言う漢字には「落ちる」、「 降る」という意味があるそうです。
「隕鉄 岡野号」は現在、京都大学総合博物館で 保管されています。また、研究のため切り取られた断片がイギリス・ロンドンの大英博物館(自然史博物館)やアメリカ・シカゴのフィールド博物館でも保管されています。
  地元の岡野小学校では、世界的に貴重な隕鉄の落下についてたびたび学習を重ねてきましたが、平成30年度から4年生が学習発表会で学習の成果を披露するなど、ふるさと教育の一環として取り組んでいます。
  岡野ふるさとづくり協議会では、兵庫県と丹波篠山市の補助金を活用して「隕鉄 岡野号」を後世に語り継ぐ「岡野隕鉄落下地点周辺整備事業(石碑の建立、階段の設置、案内板・説明板の設置)を今福自治会及び土地所有者の方々のご理解とご協力を得て行いました。
  また、この事業には発足30周年を迎えられた篠山天文同好会の周年記念としてのご寄付も活用させていただきました。
令和3年(2021年)3月
岡野ふるさとづくり協議会
(原文のまま)

その横にはポストみたいなのにリーフレットが入れてありましたひらめき
入っていたリーフレット

そちらには隕石落下時のようすや、分析結果などが記載されています指差し
上記の解説の文字起こしにもあるように、こちらに落ちた隕石は大変珍しかったものらしく、アメリカの会社から現在で言う2000万円くらいで買い取りたいという申し出があったそうですびっくり
一部は大英博物館に渡ったということですひらめき
何が珍しいのかリーフレットにも書いてありました
それによると、地球で見つかる隕石のうちでも「鉄隕石(隕鉄」というもので、なおかつ通常はその中に7%以上含まれているニッケルが4.44%と少ないためウィドマンシュテッテン構造というものが見られないヘキサヘドライトという大変珍しいものだったということです
(リーフレットより)

落下地点まで階段がついてます
上がったところにはプレート
落ちた記録が記されています
その地点から見る景色

全国各地に隕石が落ちた所があると思いますが、丹波地域には他にも京丹波町で隕石が落ちていました
過去にその記事もアップしています


今回は隕石のことでした
では、またぁ〜(* ̄∇ ̄)ノ