丹後半島で起こった地震の傷跡(郷村断層) | レレレの行ってみたらこんなとこ!

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散策で主に史跡、神社仏閣を巡ってます
各地のガイドマップに載っている史跡、山川出版社から出ている歴史散歩シリーズの画像補完計を秘かに計画しています(笑)
ドライブの一助になれば幸いです(^^)
愛書家(読書家とは違います(笑))なもんでたまに本のことも書いてます

前回からの続き(7月23日のこと)です
生王部神社を後にして、前の道を奥へ進んでいきます
すると、舗装が終わって、その先は未舗装の道になりました
そこに案内板があります
生野内断層
あと400m
行った先がどんなとこか分からないので、ここの端に車を寄せて歩いていくことにしました

車1台分の幅なので、歩いていく方が無難かもしれません😅

歩いて行くと、道沿いに再び案内板があります
生野内断層
建物の中に保存
足もとにご注意
とあります
看板ある辺りが駐車場っぽくもありますが、草が生い茂っていて、溝このとこがなんか怪しかったので、やはり無難に考えるとここまで車で行かれることはお勧めしません✋

次は小屋を目指して行きます

橋を渡り、小屋の近くに着くと石碑があります
郷村断層(国指定天然記念物・生野内地区)
住所・京都府京丹後市網野町生野内
駐車場?

上がったら、まずは「天然記念物 郷村断層」の石碑があります

京都の自然二百選郷村断層

解説板

アップ
国指定天然記念物 郷村断層(生野内地区)
1927年(昭和2年)3月7日に丹後地方を襲った北丹後地震(推定マグニチュード7.3)は、各地で家屋が全壊・全焼し、死者は2925人にのぼるなど大きな被害を引き起こしました。
この地震によって生じたのが、網野から峰山を通り大宮に向かう延長18kmの「郷村断層」と与謝野町四辻(よつつじ)から岩滝に向かう延長7.5kmの「山田断層」で、これらの断層沿いの地域が特に大きな被害を受けました。
郷村断層は、北より10度西の方向に走っており、西側隆起を伴う左ずれ断層(断層線に向かって立ったとき、断層線より向こう側の地面が左方向へずれている状態)です。ズレが明確であるだけではなく、花崗岩(かこうがん)を切断し、岩盤に「鏡肌(かがみはだ)」※1や「擦痕(さっこん)」※2をつくりました。
1929年には、北丹後地震に関する重要な資料として、3地点が国の天然記念物に指定されました。また、この地震の直後に発表された論文のなかで、日本で初めて活断層(かつだんそう)」※3という言葉が使われ、活断層の一つとして郷村断層が紹介されています。
生野内地区では、開口亀裂を伴う明瞭な地震断層(断層のズレの規模:垂直方向62cm、水平方向185cm)が現れ、現在も当時の状況を保存しています。
※1 断層運動の繰り返しにより、断層の両側の岩石が互いにこすれ合って磨かれることで生じた、鏡のように滑らかで光沢をもった断層面のこと。
※2 断層面などの表面がこすられ刻まれた擦り傷、溝のこと。
※3 第4紀においても活動しているまたは、活動したことのある断層のこと。
(原文のまま)
ここからは補足
起こった時刻 午後6時27分
震源地 竹野郡郷村(現網野町)高橋
地下約30キロ
マグニチュードは上記の通り7.3
丹後地震・奥丹後地震とも言われる
被害の詳細
京都府下 死者2898名(隣県も合わせると2925名)
全壊家屋 4899戸(上に同じ5149戸)
全焼 6459戸
山間部では、がけ崩れ・山崩れ
平野部では、噴砂現象・隆起・陥没
経過
8日、陸軍による上空からの偵察
9日、救援活動の開始
海軍の駆逐艦が浅茂川港に着岸し、医師などの救護班や多量の救援物資を運搬
12日、道路が仮復旧
100台以上のトラックが救援物資、人員などを送り込む
その他、日本赤十字社、在郷軍人会、消防組、青年団、婦人会など数十団体にのぼる民間救援団が来援
各機関の報道、援助募金により、全国各地から膨大な見舞金が寄せられる
網野区だけでも、約5万坪にのぼる宅地整理が行われる
昭和5(1930)年、災害復旧による市街地区整理が完了
この市街地区整理は全国でも初の事業といわれる
峰山町には、丹後震災記念館というのがあるということです
(京都大事典府域編参照)
こちらもまたいずれ訪ねてみたいと思ってます😁

地図
郷村断層は、ここの他に2ヵ所
樋口地区
小池地区
にも、当時を知る様子が見れるようです
こちらは以前も、今回も行ってないので宿題となりました笑い泣き

北丹後地震直後の状況

この左側の扉から入れます
施錠はされてませんでした

写メでは明るく見えますが、実際には少し薄暗かったです😅

薄暗かったのもあって、残されているけど「えっ、これだけ!?」って思ってしまいました💦
他のとこはどうか分かりませんが😅

小屋から見た来た道

車に戻って、次へ向かいます
では、またぁ〜(* ̄∇ ̄)ノ