クラシック音楽の日〜その1〜 | 笑進笑明オフィシャルブログ

クラシック音楽の日〜その1〜

どーも!笑進笑明事務局のアイです!

明日9月4日は『ク(9)ラシ(4)ック音楽の日』ということで、今日・明日の二日間にわたり、笑進笑明事務局員のアイとしばっちが、クラシック音楽について語ってみたいと思います。初日の今日は『アイとクラシック音楽』というテーマでお送りします。



今でこそBEE!BANG!BOO!というブラスポップバンドでトロンボーンを吹いていますが、学生の時はジャズ専攻でしたし、楽器をはじめたきっかけは吹奏楽だったりします。なので、多くミュージシャンがそうであるように、ポップスからジャズまでジャンルを問わずなんでも聴きます。もちろんクラシックも。

クラシック音楽との出会いはというと…これが特にないんですよね。父親が祖母の影響でクラッシックが好きだったので、決して『なんでも揃っている』という訳ではなかったけれど、家の中で自然とクラシック音楽に触れる環境がありました。

月日は流れ…小学校六年生のある日、東芝EMIの『クラシック名曲選100枚セット』が我が家にやってきました!これはクラシックの名だたる名曲が交響曲から室内楽まで、100枚のCDに納められたセットです。それまではクラシックといっても好きな曲しか聴いていなかったのが、この時を境に聴く楽曲の幅が大きく広がりました。ライナーノーツにはチョットした解説もついていて、専門でのレポート課題の時などにも重宝したんですよ。

それからは特に好きな曲を何枚も買うようになってしまいました。クラシックは指揮者やオケや録音で全然印象が違いますからね。

そんな…何枚も同じ曲のCDを買ってしまうほどに好きな楽曲の中から、オレの大好きなクラシック音楽ベスト3を発表させて頂きたいと思います。



第3位!ベートーベン ピアノソナタ14番op.27『月光』
8番『悲愴』、23番『熱情』と並んで、ベートーベンの三大ピアノソナタの一つといわれるこの曲ですが、前作のピアノソナタ13番と組になって、ひとつの作品として発表されました。本来の題名は『幻想曲風ソナタ』というタイトルですが、ベートーベンの死後『月光』という通称が有名になりました。たしかに第一楽章なんかは『揺らぐ月の光』のイメージですよね。



第2位!サラサーテ バイオリン独奏曲op.27『チゴイネルワイゼン』
第3位に続いて、暗めの旋律の曲になってしまいましたね。サラサーテは作曲家であると同時に、名人芸的な技巧で知られるバイオリニストでもあり、彼の技巧的なバイオリンを活かすような作品を多く生み出しました。元々独奏曲なのですが、最近のものはほとんどピアノ伴奏で演奏されます。オレが持っているCDも全てピアノ伴奏付きのものです。ま、彼ほどの技量がないと独奏曲としては成立しないんでしょうね。



第1位!ドヴォルザーク 交響曲第9番『新世界より』
いってもトロンボー吹きであるオレは、やっぱり交響曲が大好きです。マーラーの交響曲第1番『巨人』や、ベートーベンの交響曲第6番『田園』も大好きですが、やはり一番好きなのはこの曲です。ベートーヴェンの交響曲第5番『運命』、シューベルトの交響曲第7(8)番『未完成』と並んで、『三大交響曲』と呼ばれることもあります。ドヴォルザークのアメリカ時代を代表する作品で、東欧・西欧・アメリカの三つの地域の音楽が見事に融合された名曲だと思います。



この曲がクラシックの中で一番好きなのは昔から変わりません。先程も書きましたが、父にクラシック音楽の影響を与えたのは祖母です。その祖母が健在な頃、10年振りぐらいに会ってクラシック音楽の話になったコトがありあます。オレの一番好きな曲が、この『新世界より』だと知って、祖母はとても喜んでいました。

なぜなら、祖母が一番好きだった曲も、この『新世界より』だったからです。

父とは『新世界より』についての話をしたコトはないんですが、きっと好みじゃないんだろうな。ま、感性が隔世遺伝したんですかね。この曲を聴くたびに祖母のことを思い出す…そんな意味でもオレにとって大切な一曲です。