さばんさです。

 

こりゃまた暑い夜です。参りましたね。土曜日から「秋」になるとのことですが、本当でしょうかね。期待せずに待ちましょう。

 

本日は音楽の日、こちら↓

 

 

 

 

1986年10月21日発売、

長山洋子さん、アイドル時代8枚目のシングルで代表曲、

「ヴィーナス」です。

 

長山さんは1984年4月に「春はSA・RA・SA・RA」でデビューしましたが、なかなかヒット作に恵まれず、最高位は7作目「雲にのりたい」の35位でした。

そこから5ヶ月後にこの「ヴィーナス」をリリース。これまでとは打って変わってユーロビートカバー曲でめでたくオリコン最高位10位となりました。

 

原曲はオランダのロックグループ「ショッキング・ブルー」、17年後にイギリスの「バナナラマ」がカバーしています。そのバナナラマ盤を長山さんが日本語でカバーした訳です。「カバーのカバー」って感じですか?(といっても長山さんはバナナラマの3ヶ月後の発売なので、ほぼ同時です)。

 

この頃はユーロビートブームが始まっていて、荻野目洋子さんの「ダンシング・ヒーロー」、石井明美さんの「CHA-CHA-CHA」など洋楽カバー曲が次々とヒットしました。

 

長山さんも実にのびのびとこの曲を歌っているように見えます。それまでの曲があまりTVで観ることができなかったので、様々な番組で見かけるようになりましたよね。元々民謡歌手を目指していたとは思えない、ディスコ曲の歌いっぷりです。まさか、その数年後に演歌歌手に転向するなんて、この時は思ってもみなかったですね。

 

演歌歌手転向後も、度々音楽番組ではこの曲を披露することがありました。演歌歌手を続けながら1夜だけとはいえ、昔のようにこの曲を歌う姿、すごいです。是非検索して観てみてください。

 

2009年にはBOXセットのベスト盤を発売しました。その中にはヴィーナスのNew Vocal Version(ボーカルの再録と一部アレンジが変わっています)が収録されているほかに、「ヴィーナス(Remix Version)」と題したアレンジを一新したバージョンも収録されました。破壊力がすごいです。是非聴いてみて下さい。ボリュームが壊れるほどの重低音っぷりですよ。

 

懐かしきユーロビートブーム、洋楽邦楽問わずにいろいろなユーロビート曲を聴いていた頃を懐かしく思いだしていました。あの頃聴いていた曲はCDもカセットももはや手元にはほとんどなく、何を聴いていたのかもあまり思い出せませんが、レンタル屋さんのユーロビートコーナーで多くのCDを借りたその記憶だけは、今でもちゃんと残っていました。

 

明日の朝も「破壊力ヴィーナス」を重低音で聴きながら通勤しましょう。