当たり前だけど、人はいつか死ぬ。

 

先月、私の祖母が亡くなりました。

 

私の人生で一番私を肯定してくれた人。

 

「それでええんやちゃ」

よくそう言っていた気がします。

 

私が初孫で

私が何をしても

私が家中の障子を破いても

私がどんな愚かでも

大きな声で元気に笑い飛ばしてくれた人。

 

これまで

何度か身近な人の死を経験してはいるけど、

今回は泣きたくないと強く感じて

対面した時も、式の時もずっと食いしばってました。

 

祖母的には

もしかしたら泣いて欲しかったかもしれない。

 

親戚も何か思ったかもしれない。

 

今思うとそんな頑なな自分が少しおかしい。

 

祖母が生活していた土地に滞在している間

「人って本当に死ぬ」

って当たり前の事が何度も頭を流れました。親の事も。

 

祖母に最後に色々教えられたというか、

示された気がします。

 

 

 

私の浅はかな人生でも

人の死一つで色々感じたり考えたりする。

 

久しぶりに生活に囚われない考え事をした気がします。

 

 

 

幼い頃、毎年行くのが楽しみだった私の異世界みたいな場所。

 

実家や東京からも遠く

言葉や文化、生活の雰囲気、

何をとっても目を輝かせるものばかりでした。

 

また行けるだろうか。

 

その土地で祖父母がそうであったように

私も確実に年老いていて、いつか死ぬ時が来る。

 

その時また会えたらいいなぁなんて思う辺り、

私も振り返る年齢になったのでしょうね。

 

 

 

滞在中に父が用意してくれた宿。

久々の温泉。色々しみた~