【どうする家康・感想】第31話「史上最大な決戦」美男兄弟登場! | たべあるにっき〜ご飯とお酒と芸能と〜

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家康の代理として秀吉と対面した数正曰く

 

「何もかもが芝居の用であり、なにものも赤子のようでもある」秀吉。

 

この無邪気に邪気がある秀吉がたまらない。

 

ムロツヨシさんは、今回のドラマの中で唯一舞台のような芝居をされていると思うのだが

 

それが最高に良い。

 

演技サイズを上手に加減されているので、『いい感じにうっとおしい』のである。

 

後に家康が秀吉のことを

 

「何も持たない百姓であった男が、ありとあらゆる者を手に入れてきた。それが羽柴秀吉じゃ。そういう男は、欲に果てがない」

 

と、言っているが、これこそ、秀吉の身じゃ気に邪気がある様を表わしていると思う。

 

どんな手を使ってでも我がものにする、「天下」を自分のものにする

 

そして、恐らくその「どんな手」も、手段の一つにすぎず、悪いこととは認識していない。

 

非情だが、わかりやすい。

 

そこに、人の心にするりと入り込むあの手管。

 

数正が、後に出奔する理由がなんとなく見える気がする(笑)

 

家康とは違う意味で、わかりやすいのだ。

 

一方の家康も、素晴らしかった。

 

織田と盟約を結んでから早20年…。

 

白兎の優しい心は持ったままで、(いや持ったままだからこそ)狸に進化しつつある。

 

ところどころで、信長を彷彿とさせているのが見事。

 

「あ、信長っぽい。信長、家康の中で生きているんだ(影響を及ぼしているんだ)」

 

と、いうのがわかる演技をシレっとする松本潤さん、本当にすごい。

 

真似にならずに…っていう芝居を出来る役者さんってそんなに多くない。

 

見た目をキャーキャー言うのはあまり好きではないのだが

 

月代姿で髭を蓄えているのに、あの美形ぶり。

 

目の演技も素晴らしい。

 

岡田准一さんといい、二宮和也さんといい、松本潤さんといい…

 

ジャニーズには良い役者がいる。

 

個人的に今回「おお」となったのが、森長可(城田優さん)。

 

長可といえば、信長と共に本能寺で果てた森蘭の兄。

 

美形兄弟だ…ッ!!

 

今回はさほど見せ場はなかったですが、まぁまぁ強烈な気質を持つという森長可。

 

鬼武者・森長可。

 

後の三河国中込部隊で井伊直正と激闘を繰り広げたという森長可。

 

「どうする家康」の本筋からは少し離れる形になると思うので

 

二人の激闘を詳しくは書かないだろうなとは思うのですが、

 

見ることができたら、それはそれで嬉しいです。