新型コロナで小学校~大学までWeb授業になってしまいましたね。
息子は中高一貫校に入学しましたが、小学生時代の友人の多くは来春の高校受験までの大切な1年間なのに、学校も塾もWeb授業で大変みたいです。
もちろん、新型コロナ感染防止のほうが優先なのはわかっていますが、それでも受験生&保護者にとっては心理的負担が大きいのも事実です。何とか感染防止と受験準備のバランスをとっていくしかないのでしょうけど。
最近、日本政府が緊急事態宣言解除を視野に入れているような報道もあるので。。。もう少しの我慢でしょうか?
さて、新型コロナでブログ投稿(データ集計オタクシリーズ)を炎上が怖くて控えていましたが、一筋の光(コロナ収束すればいいけど)が見えてきたので今日から少しずつリリース!
今回は、日能研の首都圏難関校の合格者推移(2013-2020年春)です。
条件1: 首都圏難関校=東京・千葉・埼玉・神奈川の2020年版日能研R4偏差値60以上(共学の場合は男子R4)
条件2: 複数日に受験がある場合は、1回目の偏差値採用
条件3: 複数クラス(東大クラス、医進クラスなど)がある場合は、『一般クラス』の偏差値採用
条件4: 偏差値に関しては、東京・神奈川については『リセマム』の記事データから引用。埼玉・千葉についてはインターセットサーフでいろいろな記事から拾い集めているので信頼性にかけるかもしれません。
なお、入力ミスもあるかもしれないのでご容赦ください。ミスの指摘は歓迎です(データ修正できるので)。
全体)
今年も▼222人減(前年比▼9.5%減)と残念な結果になりました。
地域別では、千葉▼15%、神奈川▼13.3%、東京9.9%と減少し、埼玉だけ+0.4%と増加。
個別)
大幅に合格者数を落としたのは、吉祥女子▼47人、渋幕47人(ついに3桁を割って95人)、女子学院▼28人、栄光▼23人。
特に千葉県では、渋幕以外にも市川・東邦大東邦も大幅減少した昨年よりもさらに▼15人、▼12も落としています。
偏差値)
この8年間での偏差値推移で大きく変動したのは5校。
■UP: 渋渋」59→66、広尾54→61、都立両国56→61、県立相模原53→60
渋渋) もともと女子校(いつの話やねん)だったので共学移行後も女子>男子偏差値でしたが、やっと女子の67に追いついた。 やはり、渋幕の姉妹校であり、立地とよく、ここ数年の素晴らしい進学実績が理由でしょうかね。
広尾) ここは特徴のあるクラス(医進・サイエンス、インター)を設けて生徒・保護者への訴求した経営母体の方針が功を奏した。
都立両国・県立相模原) 公立の中高一貫校で、好調な大学進学実績に偏差値が追いついた感じです。私立に比べると授業料が抑制できるので、費用対効果は良い(もっと早く知りたかったよ。。。。)
■DOWN: 駒東67→63
駒東)大学進学実績が落ちたわけでもないが、やはり開成・麻布と同じ2月1日の一回だけしか受験機会がないことくらいしか理由が思いつきません。
個人の意見)
このデータは、日能研がもうだめというふうにいっているのではありません。
ひと昔。。いやふた昔前は、中学受験がまだそこまで一般的ではない時代は、日能研が超・一大勢力を誇っていましたが、需要があれば競争が激しくなり、首都圏ではサピックスが急激に伸びて実績では上回っただけ。昨今は、早稲アカなども急伸しています。
追うものはいろんな大胆な手が打てるし、特定の地域(サピは首都圏は強くても関西圏ではそれほどでもない=だって関西は4校舎しかない)にリソースを集中できる。日能研は、ふた昔前に全盛期に迎え、全国区まで勢力を拡大しているので、そう簡単にはカリキュラム・クラス構成を変更できないのでしょうが、数年前から特別なクラスを創設したりして徐々に手を打っているので、これから頑張ってくれるんじゃないでしょうか?まだまだ現状でも一大勢力ではあるしね。
私の個人的な意見では、自宅に近い塾を2-3校見学して、お子さんが気に入った塾で良いのではないかと思います。
・・・・・でも日能研がんばれ!