第5弾は、「東大合格者数の推移(直近の9年間)」です。

あくまで書いていることは個人の感想ですからね。。。

 

■筑駒・開成・灘

例年通り、合格者数の判明が遅い筑駒のデータは無しです⇒後日、このブログ記事に追記予定。

3/21追記: 筑駒113(現役83)@インターエデュ記事

さて、今年はというと、開成の現役合格者数141人はこの9年間で最多!

一方、灘に大異変が。。合格者数73人(現役59人)ともにこの9年で最低、それも例年と段違いに悪いです。

さらに灘について記します。データはインターエデュを見てね。

文系の合格者が現役10人(特に文Ⅱ・Ⅲがゼロ)。。。浪人も文系で低調。

しかし、理Ⅲの合格者数は素晴らしいですね。やはり灘は理系>>文系ですね。まあ、TOP10の強豪校は理系>文系合格者数(麻布だけ50:50ですけど。。。それでも理系が少しだけ優位)ですけど、灘ほど偏重してはいないと思います。

灘はあれだけ算数の出来で中学受験の合否が決まるのであれば、この傾向は仕方ないですね。社会すら受験科目にないですしね。

 

■聖光・栄光・浅野・麻布・駒東・海城・渋幕

ここで注目すべきは麻布と聖光です。

どうも麻布は2年連続で灘を破ってTOP3確保のようですから、完全復活ですね!今年も開成・(筑駒)に続く、3位を確保したと推測。『一浪上等』という伝統の終焉でしょうかね?

聖光は、93人(現役77人)と両方で歴代最多更新し、『56期生は出来る』とういう前評判通りの結果になりました。

 

■その他

昨年から統計を付けていて思うのは、高校野球と同じで強豪校は例年強いけれども期毎に当たりはずれがあります。中学受験で小学生の段階で優秀な子を入学させて高度なカリキュラムで指導しますが、早熟すぎた子、校風に馴染めない子、東大を目指さない子などいますので、東大合格者数がその学校のすべてを表すわけではないです。。。。と言い訳しながら、下表を作成しちゃいました。

この表は、2018年卒業の聖光を例にとれば、

  2018年卒の現役東大合格者数56人

  2019年卒の浪人東大合格者数93-77=16人

  2018年卒業72人=56+16という具合です。つまり、東大合格者数=現役合格者数+一浪合格者数とみなして計算。

栄光の2015年卒が目立ちますが、この期だけちょっとデータ的には異常点だっただけ。

渋幕は2016・2017年卒がメチャ優秀だったことがわかります。

2017・2018年卒がちょっとねで心配していた駒東でしたが、2019年卒組は今回41人現役合格しているので、もとに戻ってきたのかもしれません。

来春、合格者数を落としそうなのは今春現役合格が77人の聖光と70人の麻布ですね。

聖光でいえば、57期生が例年通りであれば現役合格者55前後、浪人合格者は例年であれば15人前後ですが、56期生は優秀だったのでもしかすると一浪して東大を目指す人数が例年よりも少ないかも。。。恐らく多くて55+15=70人。麻布も同様の考え方ですね。

 

PS: 

日能研でいえば、2019年春は栄光>聖光志望者でしたが、2020年組は聖光>栄光志望になるよね(結構、日能研の保護者はミーハー)。また、麻布は間違いなく人気になる!あと駒東も!

入試傾向は開成・駒東は似ており、麻布は別物なので、無理に開成を狙わずに麻布狙いしたいけど入試傾向が合わない子は駒東という感じなのかもしれません。

 

ちなみにペンギンは、この統計とは全く関係ない深海を泳いでいるので。。。。ジジイは彼用に別のデータ集計をチマチマしております。

 

次回は、女子校版の塾別合格者数からの東大合格者数を予定していますよ。