蕉夢苑家族会の副会長は熊本の文芸誌「湧水」の同人でもありまして、自ら書いた文章や詩を見せてくれることがあります。102日(水)昼過ぎに蕉夢苑に顔を出されたときに手に持っていたのは、横井迦南という人の俳句でした。ペーパーを見せてもらうと、次の句が書いてありました。



不知火を

  まつかがり火に

     うしほよせ



横井迦南について管理人は知りませんでしたが、宇城市三角町戸馳島に現代俳人・横井迦南の句碑があるそうです。横井迦南について知りたいと思われた方はこちらかを覗いてみてください。

http://kumanago.jp/event/?mode=detail&id=430000001648



蕉夢苑 ブログ-かがり火



“不知火をまつかがり火にうしほよせ”の句を読んでみますと、不知火を見ようと待っている海辺にはかがり火が燃えています。不知火海には潮が満ちるように寄せてきます。ちなみに待つと松のかがり火が欠け言葉になっているのではないか。潮が寄せるには、今か今かと不知火の出現を待つ気持ちが高まる様を表現しているのではないか。そのように思いました。


時間を作って、戸馳島の句碑を見に行きたいと思います。