・呼吸器官の内部の表面は、分泌物によって常に湿った状態になっています。この分泌物は、呼吸器官が乾燥するのを防ぐとともに、吸い込んだ空気中に含まれる微生物、異物をとらえて、気管や肺の奥深くに入らないようにする働きをいいます。気管の内部の表面では、この分泌物が気管の奥深くに入らないようにのどの方に押し上げるような動きをしています。


蕉夢苑 ブログ-いよかん


しかし、微生物、異物をとらえた分泌物が増加したり、粘り気が増したりすると、排出されずに、空気の通り道(軌道、のどなど)に溜まってしまいます。微生物や異物をとらえた余剰な分泌物を痰といいます。