部門方針として「自立支援介護の継続」と定め、重点具体策及び実施項目に「ケアプランに基づいた自立支援(水・メシ・クソ・運動)」と「排泄会議(年3回実施)」と定められました。
「ケアプランに基づいた自立支援(水・メシ・クソ・運動)」の実施・評価の第1四半期には次のように記してあります。
【水】起床時、10:00、15:00、20:00、食事時に水分補給。食事以外は計測なし。
【メシ】食事摂取に時間のかかる人には早めに食事を提供する。食べられない方、小食のかたには、代替食、高カロリー食、ゼリーで対応した。
【クソ】自然は便を促すため、起床時の冷乳、ポカリスエット、冷茶をすすめ、食事時に寒天ゼリーを提供した。
【運動】運動ができていない日がある。食事誘導時、トイレ誘導時での歩行ができるようにする。
第4四半期には、次のように記してあります。
【水】水分補給は確実に実施できた。水分摂取量の少ない方には好まれる飲み物を提供した。
【メシ】食事形態がミキサー食からキザミに変更になった方があり、食事の入りが悪い方には好みのものを提供できた。
【クソ】下剤での排便コントロールを実施。できるだけ起床時に冷たい飲み物(センナ茶・牛乳・プカリスエット・カフェオレ)を飲んでいただいた。
【運動】利用者のレベル低下が見られた。時間があるときに実施した。
このような記述からも特養ホーム介護部門の苦闘の日々を垣間見ることができます。なかなか思うようにいかない面も伺えます。今年度に入ってから、水分補給に関していつでも飲むことができる場所に常に冷茶を備え置くことになりました。下剤使用については、できるだけ減らしたいということから、センナ茶の使用を止めました。医師から処方される下剤を介護職が勝手に使用中止することはできませんから、トータルに下剤の量を減らすことにしました。常に現状を分析し、今できることはないか、トライ&エラーを繰り返しています。