9月のお茶会が催されました。朱傘に芙蓉の花と短冊が掛けられましたが、短冊には「寿山萬丈高」と毛筆で書かれています。秋の澄み渡った空に高い山(富士山をイメージ)が清々しいという意味で敬老や重陽の節句の時期に飾られるおめでたい短冊だそうです。
吉田前副施設長からお茶の作法を教わりました。管理人が自分でお茶を立て、飲ませていただいた茶碗を眺めてみると、そこには牛飼いが牛を調教する苦労を描いた絵があり、禅の修業の厳しさを例えているのだそうです。茶の湯と禅の結びつきが感じられました。
「菊の花」を歌って9月のお茶会が終わりました。「きれいな花よ、菊の花、日本の国の花」そのような歌詞でした。菊は日本を代表する花で葬儀のときに使うだけではなく、お祝いに使っても勿論大丈夫。天皇家の家紋にも使われていますからね。
「おかしいな、誰も一緒に歌ってくれないから不思議に思って…」と吉田前副施設長。「菊の花」は国民学校の音楽の教科書に載っていた歌だそうで、蕉夢苑のスタッフは誰も知りません。ブロガーさんにもまさかご存知の方はいらっしゃいませんよね。