術後35日目
今日は、肩鍵盤断裂手術をするに至った経緯を時系列で書いてみました。
専門用語も無く、稚拙な説明ですが、少しでも、迷っている方、不安に思っている方の参考になれば幸いです。
(長文になります)
2022年、夏
左肩に違和感を感じ始めたのがこの頃か。
(記憶が曖昧です。)
40代から(現在58歳です。)
○坐骨神経になったり(鍼灸院通い)、
○指の関節が痺れたりる腫れたり、手首が痛くなったり(リウマチ検査してもらいましたが陰性)、
○膝が痛くなったり(水を抜いたり、ヒアルロン酸の注射をしたり)
○肩も、右肩→左肩→右肩と四十肩、五十肩を繰り返しました(鍼灸院通い)
いずれも、酷くなること無く自然に治ってきました。
今回もそのパターンかなと高をくくっていたのです。
肩の先をそぉっと撫でただけで痛い。
これは何の痛み❓
しかし、まだ、着物を着ることができたし、着付けをするのも、日常生活にも特に支障無し。
徐々に、夜間痛と言われる、朝方に二の腕がキュンと痛み、落ちた物を拾おうと手を伸ばすと、上腕に何とも言えない痛みが走る、
の症状が出てきて、何か違うと疑問を持ちはじめます。
2022年、10月
同市にお住まいの知人のY子さんが、肩鍵盤断裂で手術、入院されたことをFBで知る。
さらに、着付け講師、着付け師の大先輩の方が、インピンジメント症候群で手術を受けられた事を思い出し、blogを読ませていただく。
いろいろ調べてみて、私もそうでは無いかと疑いはじめる。
はっきりさせたく、意を決して、Y子さんに伺い、以前、リウマチの検査をしてもらったこともある、市内で人気のO整形外科を予約したく電話をするも、予約は1カ月先。
待っていれば良かったものの(急がば回れ❓)、近所の予約無しで行けるA整形外科を受診。
レントゲン→原因わからず
リハビリと痛み止めの注射💉しますか❓と言われるが、根拠は無いけど、それは何か違うと、とにかくMRIを撮りたいとお願いする。
(鍵盤断裂は超音波検査、MRI画像でないと診断が難しいと言われてます)
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11月6日
コロナで中止期間ありで待った後、再開した市民病院でMRI撮影
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A整形外科に持ち帰り、MRI画像診断してもらうも、診断つかず。
(A整形外科には、息子の骨折、私の膝痛や粉瘤の除去手術等でお世話になりました。)
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(着付け師にとっての繁忙期)
8月〜12月の振袖前撮り着付け、
年明け、二十歳のつどい、
卒業式シーズン
を言い訳に放置。
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2023年1月〜3月
二十歳のつどい当日、連日、8人✖️2日、
宮崎✈️→関西移動。
リュックを背負う時は左肩からで無いと背負えず。
背負う動作に痛みが走る。
2日目終了時は左腕全体痺れてました💦
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だんだんと可動域が狭くなり、とうとう左手が背中後ろにまわりにくくなり、着物を着る際の胸紐が締められ無くなる。(他の道具を使って着てました。)
帯は帯をつたって何とか。
これはとうとうマズイと、再受診へ。
2023年6月2日
(ここで、また、懲りずに遠回りをします)
やはり、待ってもO整形外科へと、予約の電話をするも院長先生の受診は、1カ月以上先。
他の先生なら、来週にでも受診できますと、女医の先生に診てもらう。
受診時には、11月に受診したA整形外科からMRIの DVDを持参しました。(ドキドキでしたが、すんなり受付を通しただけで頂くことができました。)
新たにレントゲンを撮って、MRI画像と併せて、診断。
可動域とかのチェックは無かった。
これまた、はっきりしない診断で、イライラ。
『鍵盤断裂してる』という明確なWordは無く、『この先どうするかは、決めてください。』と。
紹介してもらえる病院を聞いても、何か曖昧な返事だし。
私もどうして良いのやら。
結局、画像診断ができなかったのだと思われます。
モヤモヤ感たっぷりで診察室を出ると、ベテラン看護師さんが、サッと来られて、院長先生なら、またみたてが違うから、と、院長先生の診察の予約をすすめられました。
そして、やっと、1カ月後の7月4日、院長先生の受診が叶ったのです。
半年以上経っているので、再度、市民病院にMRI撮影に。
7月24日
MRI画像を持って、受診。
可動域や腕の方向による動きをチェック。
この日、やっと腱盤断裂の診断がくだりました。
丁寧に説明もしてくださって、やっと腑に落ち、スッキリとしました。
手術をしてもらえる病院(3つの病院から選択)に紹介状を書いていただきました。
8月3日
紹介状とMRI画像を持って、県立病院へ。
わかりやすい説明と手術しましょうとはっきり言われ、スッキリ❗️やっと、と、清々しい気持ちになったのです。
先生も爽やかで好印象。
予後の回復の為にも、肩甲骨周りを柔らかくしておくリハビリにO整形外科に通うよう指示されました。
8月16日〜
週3のリハビリ通いが始まりました。
(肩を温めて→マッサージ→肩甲骨寄せ→電気8分→滑車を使って腕の上げ下げ5分、total40分)
9月7日
県立病院受診日
担当のM先生に可動域チェックしてもらい、
『おー、よっしゃ、良い感じ⭕️』と手術日が決まりました。
詰まってるので来月になりますと、10月6日に決定。
(私も9月いっぱいは予定入れまくっていたので、想定内で好都合。)
その後も変わらず、週3ペースでリハビリには通いました。
このリハビリのお陰でずいぶん痛みは楽になったような気がします。
夜間痛が少なくなりました。
不思議なことに、blogで拝見している皆さまのような、服が着られないとか、少し動かしただけで、痛みが走るとか、不思議なほどに、そんな痛みはほぼ無かったのです。
(手を前に伸ばす、車のドアを閉める、腰に手をまわす、可動域の狭さ、痛みありでした。)
着物を着るとか、着付けをする、孫を抱っこする、ことがなければ、日常生活にさほど支障は無く、手術という決断はしなかったかもしれません。
手術前に家の片付けをしておこうと衣装ケースの移動とかたくさんしましたが、難なくでした。
しかし、開けてみれば、執刀医の先生から、『現場職人さんのようにボロボロやった。近年稀にみる骨の削り方したわ。』と幾度か言われる状態。
痛みと状態は比例しないようです。
切れた腱盤は、リハビリしても注射をしても、決して元には戻りません。
人それぞれで、温存という選択もありなのだと思います。
でも私の場合、放置して、人工関節の手術とかになると、もっと大変とも言われ、手術するなら今でしょ、のタイミングでした。
整形外科で1番治るのに時間がかかるとも言われている鍵盤断裂。
退院の時点でやっと5週。
安定するまで6カ月。
それからも、まだまだ。
かなりの長丁場ですが、焦らず、よくなると信じて、向き合っていくしかありません。
手術するという気持ちを大きく押してくれた孫の存在。
今年のお盆休み、この時、孫は3カ月、抱っこの限界でした。
東京に帰る、16日、しばしの抱っこ納めのショットです。
(お正月は出来ませんからね。)
この日は、初めてリハビリをスタートした日でもあります。)
(何度も登場するショット😅)
ダラダラ書きましたが、お伝えしたかったのは、
○MRIの画像診断は難しく、出来る先生は限られていること。
○病院は変えられる、という選択肢があること。
この2点です。
長文、お読みいただき、ありがとうございました。
2023年11月7日