月下の一群第3集の2曲目は「太陽」です。
きらびやかなピアノの前奏から陽気さ全開で入ってくる曲ですが
1→2曲目の調性がト長調→ヘ長調という流れになっていて、
これは1集と同じ展開になっています。
1曲目の「唄」は曲自体がかなり長く、曲のなかで音楽的な緩急が
ありますがこの曲はA-B-A形式で途中にニ短調になる以外は
冒頭の勢いを維持したまま突っ走っていく曲です。
この曲の詩はなんとなく1曲目の自然の中でたたずむ歌詞の雰囲気と
似たところが有り、作詩者は異なる(1曲目がアンリー・ド・レニエで
2曲目がアンドレ・スピール)ものの、こうして1・2曲目と続けてみると
なんとなく主人公の「私」は同じ人のように感じられるのは私だけ?
でしょうか。
詩の選定にあたってなんとなく世界観の繋がりを意識して選んだんじゃ
ないのかな・・・と推測されるこの「唄」から「太陽」です。