かなり前の話。
前の家で…。
私はお風呂あがりの
パジャマに着替えて
風呂場を出ようとした。
その時
ドアが開いたのか
開かなかったのか…。
三人の女性が戸口に立って
いました。
えっ!
どこから?
玄関の鍵は締めているし…。
(お風呂
使わせてください。)
一人が。
そこで
私は彼女たちは
霊の方々だとわかりました。
断る理由はなく。
(どうぞ。
来られるとわかっていたら
お風呂の湯
変えていたのに。)
すると
三人は着物をハラリと
脱いで…。
その時
初めて彼女たちが
着物姿だとしりました。
三十代半ば?
見ると
彼女たち
体の半分以上が
焼け爛れていました。
私は
そっと
風呂場を出ました。
この辺りも
空襲がひどく
大川の流れは
死体でせき止められた…。
聞き及んでいます。
それにしても
彼女たち
日本人だろうか?
すらっとした長身。
雰囲気。
私は在日の方々だと
直感しました。
しばらくしてから
風呂場に戻ると
すでに
彼女たちは
消えていました。
消えたばかりだと
それも
直感でわかりました。
なぜなら
霊の方々が去ったあとは
冷蔵庫のなかに
いるような冷気と
生活の音さえ
かき消す
異常な静けさに
辺りが
包まれるからです。
✿✿✿✿✿
原爆のみならず
空襲でも
多くの在日の方々が
命を奪われました。
私たちは
そのことをも
念頭に置かなければ
なりません。
そうでなければ
片手落ちになるからです。
またね❤