(古城)松風騒ぐ丘の上古城よひとり何偲ぶ映画の夢を胸においあああ仰げば侘し天守閣一句(なまなかのものでなかりし人生は神へ届けと歌うは(古城))くずれしままの石垣に哀れをさそう病葉や矢弾のあとのここかしこあああ昔を偲ぶ大手門長居を過ぎたようだ…。