[落合川の小渓谷を保存する会』を変わらずご支援くださる全国の皆さん。本日からこの本欄を開設して中断しているホームページの代わりを務めます。HPのほうは今鋭意再開に努めていますが、専門家がいないのでママならず、皆様のなかの専門の方でご助力いただける方のお助けを御願いします。

 さて、会報のno12号でお知らせしていますが、会報が手元にない方のために簡単にこのところの経過をお知らせいたします。

 時系列的に07.8..10~

 07.8.10 法務省記者クラブで「ホトケドジョウ』『落合川』『市民4人』を原告、東京都知事を被告とする『自然の権利』訴訟の提訴を発表する記者会見。

    8.14 NTV(日本TV)14放映、TBSの取材16放映。に協力・出演。

    8.14 東京都へ『落合川のその17工事」について『監査請求』記者会見

    8.21 都の地蔵橋上流の魚類捕獲放流に抗議

    8.22 会報11号発行・配布

    『埋め立て反対集会』中央図書館(8/26. 9/29 .10/14)

8.25 「ホトケドジョウ強制移動反対シュプヒレコール」

    8.25 保坂展人衆議院議員 現地視察

    8.31 都議会に請願の追加署名1667名提出

    9.06 大西由紀子都議〔環境・建設委員) 現地視察

    9.14  都議会・環境建設委員会請願審議〔13時~15時)傍聴多数

請願は自民・公明の反対で民主提案の継続審議が不採択。

    9.13~17 地蔵橋管内で埋め立てのための『セメントスラリー流出事故」

    9.14 都環境局に流出事故を告発

    9.20 都道家建設局長に抗議書持参して厳重抗議

    9.20 都監査委員会から監査請求を却下する通知文書

    9.25 都議会本会議で請願不採択

    9. 27 東久留米市9月市議会本会議でこの事故の緊急質問認められず

    10.04 会報12号印刷配布・夕方東久留米・ひばり駅頭配布

   10.05 東久留米市議会予算特別委員会で事故の緊急質問〔篠原)

   10.09  『自然の権利』訴訟第1回公判 原告代表して渡部、山口が口頭弁論する。

    10.15 共同法律事務所で今後の訴訟の打ち合わせ。その結果、監査請求却下に伴う〔30日以内の提訴〕訴訟は力不足〔財政的に〕に付き断念する。

    

以上がここのところの経過です。

昨年2月有志10数人が集まって3月市議会に『工事方法の変更』を陳情して以来1年8ヶ月経過しました。

 その間1) 昨年の12月市議会に3215名の署名添付した請願が採択されたけど、請願の趣旨である都議会への決議が採択賛成議員の退出によって不採択となったのはカヘスガへスモこの運動の天王山での敗戦の決定打となった。

 2) 本年3月市議会で地蔵橋下流を開渠にする決議案が与党から提案され可決されたが、都の回答(6月)はその半分の下流40Mの開渠となって今工事するところです。その開渠ですが6Mの川幅に3Mの管理通路〔遊歩道〕をとっているから、その両側を護岸すればその底の土の部分は15CMでしかない。水面も1Mしかないのでこれでは開渠といえない、単なる排水路である。

 3)都議会請願はもともと自民・公明の多数与党の議員構成であるから希望薄であったが、その委員会審議の中での高橋興一河川部長の答弁はひどかった。これについては議事録を取って次回きちっと批判する。ともかく不採択であった。

 4) 都に対する監査請求もひどい。会報にも書いてあるが、都条例の野生動物保護の条文は努力規定であるから、都自身が条例違反してもかまわないという乱暴な理屈で却下である。これでは何のための条例か。都の監査委員の良識を疑う。

 5) 9月市議会の態度も度し難い。地蔵橋下のセメントスラリー流出事故についての緊急質問を最終本会議でしたいとの提案を議運で多数決で葬り去ろうとした与党の態度は、『落合川の埋め立て工事』のことについては何からなにまで蓋をしようとする態度で許しがたい。

 6〕次々と出城が落城する中で残る本丸が『自然の権利』訴訟である。会としてはこれに全力を傾注する。次回第2回公判は東京地裁で11月27日15時からある。多くの方の傍聴を御願いします。

 とりあへず本日はこのあたりまでにします。皆様の書込みを歓迎します。