3.11




普段の生活の中ではつい忘れてしまいがちですが、この日が近づいて来るとあの日の記憶が鮮明に蘇ります。



関東でもかなりの揺れで、北海道ライオンキングの稽古中で初参加だった僕は一人だけパペットを付けていた為、皆んなよりも逃げ遅れ、やっとの思いでパペットをはずし外へ出ると地面が波を打つようにうねっていて「誰も助からないんじゃないか」と恐怖で身体が震えていたのを思い出します。



でも東北はその比じゃなかった。

やっとの思いで家にたどり着き、メディアを通して段々とその被害の様子が明らかになってきて

あの映像は今まで見たどんな映像よりも残酷で、無慈悲で、どうか夢であって欲しいと強く願ったものです。




あの日から10




僕も微力ではありますが何度か震災復興コンサートに参加させていただき、被害に遭われた東北の方の前で歌を歌わせていただく機会がありました。



その度に思うのは、僕たちにできることは歌を通して、エンターテイメントを通して"希望""生きる力"を少しでも感じてもらう事なんだという事。


いや、僕のほうが東北の皆様から"勇気"をいただいてきたのかもしれません。



そして、この1年はコロナウイルス感染拡大が世界中に広まり、あたりまえの日常がいかに尊いものであったかを改めて痛感させられる日々でした。


今日はいま一度、自分が生かされている意味を考え、そして周りの人に感謝して過ごしたいと思います。



コロナが終息したらまた東北の皆様にも行きたいなぁ!




風化させない事



そして



震災から学ぶこと




自分自身にも言い聞かせて




東日本大震災で亡くなられた沢山の尊い命と、被害に遭われた全ての方に祈りを捧げます。





黙祷