本来なら3月7日に初日の幕を開け、昨日千秋楽を迎えるはずだった『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド』

コロナウイルスの影響で度重なる公演中止により東京公演は3月27日に通算11回で幕を閉じました。





このような状況のなか、
不安を抱えながらも考えうる全ての対策をして劇場に足を運んでくださった方々、
そして来ることは叶わなかったけど、
劇場に想いを寄せてくださった方々、
本当にありがとうございました!

随分前からこの公演を楽しみにして待っていてくれた方々に申し訳ない気持ちでいっぱいです。


僕も正直
悔しいです…


でもどうしようもない事ってあるんですよね!
こればっかりはコロナが収束するまでひたすら堪えるしかない。。

カンパニーによっては結局幕を開けれなかった舞台もあったようです。

そんな中、賛否両論ありましたが僕らは11公演やる事ができました。
この厳しい状況で上演に踏み切ってくれた製作さん、そして支えてくださったスタッフの方々、アンドリュー・ロイド=ウェバーの素晴らしい音楽を奏でてくれたオーケストラの皆様、サーモグラフィーや消毒など徹底した対策をしてくれた日生劇場さんに心から感謝致します。


座長の春馬くんの絶対に諦めない不屈の精神に励まされ、子供たちの笑顔に救いをもらい、日に日にカンパニーの結束が強くなりました。
本当に素晴らしいカンパニーです。





そして平穏な日常では感じることのできない、特別な時間にもなりました。

今は憎しみ合うのではなく、国民みんなが、いや全世界が手を取り合い助け合う時なのです。

そしてコロナが収束した時にはこの経験が必ず活きてくるはずです。

悔しいけど今は大好きな音楽を聴いて、溜まっている本やDVDを観て笑顔で過ごしましょう。


また必ず会えます。
その時にはまた舞台を観に来てください!
芸術は私たちに光を与えてくれる
そう信じてます…


福井晶一