よくキーニーズ法が
新事業の開発に使えるかと聞かれる。
応えはyesです。
そもそも、
なぜ新事業と新商品を分けて考えるのかが
不思議でならない。
戦後、日清食品は即席めん事業を
やると明確に宣言してきたのでしょうか。
もともとは、どんな人たちにも食べて
もらえる食べ物をつくるという信念のもと
チキンラーメンという商品を開発、
結果即席めんという市場を創造し、
それにより即席麺事業という事業を
確固たるものにしたのです。
商品やサービスである「強い売り物」を考案し、
その売り物を「天まで届く」ように拡販。
その産物が事業として成立するものです。
初めから「新規事業」とは、
まさに手段が目的になっている。
海外ベンチャー失敗原因の35-42%が、
ニーズがないにも関わらず、
事業化してしまったことという
レポートもあります。
最初から新規事業という一獲千金を
狙わず、しっかりニーズを発見して
それに基づく「強い売り物」を創る。
結果、その新商品は企業の新事業に
成長するのです。