下図で▲７六同飛だったため、△８七銀で勝負形に。
上図では▲８七銀と「敵の打ちたいところに打て」なら
スキがなく下手優勢でした。また、▲９七角でもＯＫです。
とにかく両取りのスキを無くすのが肝要でした。
下図はその少し前。私が△７四歩と突いたところですが
上図から▲６五飛がありました。△同歩は▲９一角成。
△同歩で△５四銀が面白い手ですが、▲７六銀と援軍を
送られてみると結局△６五歩しか無さそうです。
戻って下図。△８七銀の両取りに対して、▲５六飛は有力。
以下、△８八銀成に▲５一飛成で受けづらい恰好です。
下図は更に進んで終盤。飛車を取って手応えを感じていましたが、
この▲６五歩と打った手が面白い手でした。
実戦は上図で△６九飛と打ちましたが、△７五歩と手厚く
打つべきでした。
下図は上図から△６九飛▲６四角△８九飛成の局面。下手チャンス。
上図では▲３一角成△同金▲７七歩（下図）がありました。
これが激痛で、△同成銀は▲５三角が痛すぎます。
実戦はこれを逃してくれたので、入玉模様にして辛勝となりました。
ありがとうございました！
下手の方は、もうほんの一歩でした。