棋譜を拝見しました。Aobaの恐ろしい強さに驚愕しました。
下図は△８三金まで。ここではいったん▲３八玉と寄って、△６五歩に▲４八角を用意したかったです。
実戦は▲８六歩だったので△６五歩～▲５七角で少し
味の悪い形に。
その後、徹底して弱点の角頭を狙われる展開に。実戦はここで
▲９四歩でしたが、気持ち的にはいったん▲５八金右（左でも可）
としたいところ。
本譜は９筋を破りましたが、△６六歩が嫌な手。ここは
▲同歩としたいところでした。
実戦は▲８三と△６七歩成▲７三とと踏み込んだものの・・
下図は▲７三とまで。ここでいい手がありました。
それが上手から△４三玉。こう早逃げされてみると、下手から思わしい
手がありませんでした。厳密にはまだ下手有利ですが、少なくとも
６枚落ちで勝てる状況ではなくなってしまいました。以下はソフト側が
サロンの方に圧勝。
下図から理想形としては、まず美濃囲いまで組んだあと
▲７八金～▲６八銀～▲５九飛と、左右ともにスキのない
陣形を作ってから▲９八香～▲９九飛と地下鉄を狙うのが
おススメです。
また、下図で「馬の効きがあるのをうっかりした」というお話を
されておりました。では仮に馬がないとしたら、どう受けるべきでしょうか？
オマケのクイズです。
上図、仮に馬がないとしたら▲５八金上がおすすめの受け。
以下△６七歩成なら▲同金で大丈夫。これなら上手も
困っていたと思います。
惜しい将棋でした。次回はぜひ勝ってください！