サロン会員様向けに、ひとりあたり月に1~2回

指導対局(2切れか3切れ)や棋譜添削をさせて頂いています。

 

 

先手:1級の方

後手:1級の方(会員)

 

いま、▲4七金左(下図)としたところ。ここでは後手に

チャンスがありました。

 

それが△4五歩と仕掛ける手。以下▲同歩△同銀▲同銀△同飛

▲4六歩△7九飛(下図)

 



ここまで来れば、
・桂取りが受けずらい
・▲4五歩には△4六歩が激痛

・後手陣が固い

 

で後手大優勢でした。
実戦は△2四歩と突いたため、▲3六歩~▲4五歩で角を狙い
逆に先手優勢に。

 

 

そして迎えた終盤戦。下図は▲6四歩まで。ここで後手にチャンスが。

 

ここから△4六歩▲同金△7八飛として、次の△5七成銀
を狙えば後手がいけそうでした。
実戦は△7七成銀と桂馬をとったため

先手が一手勝ちの形勢に。

「終盤は駒の損得より速度」です。


下図は最終盤。後手玉に詰みがあります。


ここでは▲6二銀として

△同玉なら▲6三歩成以下

△8二玉なら▲7一角以下

7六の歩を生かして詰んでいます。