後手がアユム、先手がメンバーさん（三段）です。
飛車先不突の右四間飛車に来られました。
アユムが５二から△6一玉と、右玉を狙ったところ。
ここで▲４一角（下図）が成立するかどうかが焦点でした。
以下△２二金▲２五桂に△3七角と反撃して、後手も悪くない形です。
形勢は互角でした。
▲４一角では単に▲２五桂も有力ですが、これも
△３七角（下図）でいい勝負。右玉から遠いサイドなので
銀桂交換のダメージがそれほどありません。
本譜は▲４六角と据えて３筋から動いて
こられましたので、２四銀～３一飛と逆襲しました。
下図は▲３六歩まで
ここで△3五歩が結果的にあまり良くなかったようで
AIいわく凄い切り返しがありました。
無難に△３三銀で指せていたようです
以下、実戦の進行。△５九角まで。
ここで▲４九飛と引き、△３七角成▲同金△同歩成に
▲６五歩と突けば、同歩なら▲９七角のような
ラインもあって先手ペースだったようです。
私は全く想定していませんでした。
（下図）
以下、実戦は3筋からの攻めが決まり後手有利に。
下図は△３七歩成まで。
ここで▲同金が最後の勝負手だったようです。
実戦は▲同角に△2五桂が決まり、後手優勢となりました。
以下はそのまま逃げ切りとなりました。
工夫された序盤作戦にタジタジでした。