第8回 障がい・てんかんのポジティブ面とネガティブ面を複式簿記で表すと? | 障がい・てんかん・アラフォー公務員の前向きになるブログ

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障がい・てんかん・アラフォーになり何度もヘコんだ私の経験や、自己肯定感を上げるのに役立ったことを書いていきます。コンプレックスを「ウリ(?)」にすることで、読んだ方に勇気や元気を与えたり、「その人生も楽しそうだな」とか思ってくれるようなブログです!!

「将来No.1幸せナビゲーターになる男」桧野健悟(仮)です。

 

世の中には一つの事柄について、ポジティブ面(メリット)とネガティブ面(デメリット)とが同じ量だけ存在すると聞いたことがあります。

 

株式投資の勉強のために決算書の本を読んでいたら、このことについて複式簿記の仕訳を用いると整理できるかも、と思ったので書いてみます。

 

複式簿記の仕訳とは、経済活動を原因と結果の二側面から記録する方法です。ひとつの取引を借方(左側)と貸方(右側)の2つに分けて記載します。これをもとに決算書(貸借対照表や損益計算書)を作成します。

 

重要なことは、仕訳は1つの取引を別々の側面から表しただけであるため、左側と右側とはかならず同額になります。

 

たとえば、銀行からの借り入れで現金1万円を調達したときの仕訳は以下のようになります。

 

(現金)1万円  /  (借入金)1万円

 

現金という資産が1万円増加しました。その理由は借金という負債が1万円増加したからです。

 

 

一つの事柄についてポジティブ面(メリット)とネガティブ面(デメリット)とが同じくらい存在するというところが、借方(左側)と貸方(右側)がかならず同額になるという複式簿記の仕訳の性質と似ていると考えたわけです。

 

もちろん貨幣額換算ができないものは企業会計の対象外なのですが、ネガティブと考えていたものの中には見方を変えるとポジティブな面があると捉えるのにはよい方法だと考えました。

 

 

 

たとえば、身体障がい者本人は職場でなにかと不自由だし同僚にも迷惑かけることもあるから、どうしても企業への就職は不利になると考えがちだけど、最近は障がい者枠で就職できることもありますよね。

 

そのメリットを借方に(左)、デメリットを貸方(右)となるように仕訳すると(金額欄には×××と表示します)

 

(障がい者枠で就職できる権利)××× / (一般企業への就職が不利になる可能性)×××

 

となります。

 

 

てんかん患者である私は、なるべく22時までに寝ることと主治医から指導されています。

 

残業するのが難しいため、責任ある立場になるのが難しいという悲観的な見方にとらわれていましたが、ライフワークバランスが充実するという面もあるとポジティブに捉えるようになりました。同様に以下のように仕訳できますよね。

 

(ライフワークバランスが充実)××× / (責任ある立場になるのが難しい)×××

 

 

どちらに焦点を当てるかによって見方が変わります

 

 

究極的には物事はすべてフラットであり、良いも悪いもないということは知識ではわかっているけれど、今のわたしではなかなか腑に落とせていない(障がい・てんかん・アラフォーは損していることのほうが多いと思ってしまう)感じがするのが正直なところです。

 

とりあえず、この身体のほうが得する(有利な)面もあると考えると、前向きな気持ちになれますよね。

 

 

今回の記事は貨幣額に換算できないことに仕訳を用いていて不謹慎でこじつけのようなところがあるかもしれませんが、私が自己肯定感を整えるのには良い方法であったので共有してみました。

 

少しでもポジティブなところに目を向けることで見える世界を良い方向に変えてほかの人では経験できない幸運な人生を楽しみたいと思っています