蚕養國神社の後、夜桜までまだ少し間があったのと、急に思い出したのとで、会津若松の教会へ行きました。


1884(明治17年)頃、フランス人宣教師ヴォルグス神父が会津でカトリックの宣教を始め、翌年、この教会で最初の聖堂の祝別式が行われました。


当時はキリスト教に対する反感が強く、神父たちに石を投げたり、殺害を謀る者まであり、宣教は困難を極めるものだったそうです。



聖堂入口


現在の聖堂は、1909(明治42年)に建設が計画され、1912(大正元年)に完成・祝別されました。


会津にカトリック信仰が入ったのは、1590(天正18年)に、キリシタン大名であった、蒲生氏郷(がもううじさと)が会津藩主に就任した時のことと言われています。





聖堂の中

足下に畳が敷かれているのが珍しい点です。

中は、外界と遮断されたようにシーンと静かで、椅子に座って目を瞑り、しばらく身も心も静寂に浸って、癒される時間を過ごしました。



再び聖堂の外へ。


桜の花越しに見る夕日と空がとてもきれいでした。