2023/8/26(土)

この日は、福島県矢祭町にある佳老山(かろうさん…459.4m)を登りました。


この山は頂上すぐ下まで車で行くことができ、山頂の神社にお参りされた方の記事などを見ることがありますが、主は麓の集落から始まる登拝道から登りました。



一応、道型がありますが、コースの半分は藪と化していて、夏は特に草が生い茂って歩きづらいです。





8月だというのに、まだヤマアジサイが咲いていました。



登拝道から林道に合流して、すぐに山頂の熊野神社の入り口に着きます。



神社境内地の鐘撞き堂跡に、三角点と山名板があります。



神社に着きました⛩少し息を整えて、拝殿前で祝詞奏上と、修験勤行次第を使い、南無熊野三所権現と念じて誦経礼拝をしました。






神社北側から少し山を下りると、眺めの良い崖上があります。



写真では良く確認できませんが、遠くにモヤがかかる中で、会津磐梯山が見えました。



眼前に遮るものがない好展望ですが、眼下はこの通りの絶壁です。この崖になっているところは、麓の国道(R349)からも良く見える部分です。





下山路では、マタタビの実と葉を採りながら帰りました。マタタビは、若芽、葉、茎、実など全部が健康に良い薬になってくれます。実は氷砂糖と焼酎に漬けてマタタビ酒にして、余ったものは塩漬けにしました。葉はよく乾燥させてお茶にして飲みます。疲労回復、血行促進、健胃に効果があるそうです。


ちなみにマタタビという名の由来は、疲れ切った旅人がこの実を食べて元気を取り戻し、また旅を続けた、ということから、マタタビと言われるようになったそうです。



実は熟すとオレンジ色になり、採ってそのまま食べることができます。微かに薬のような匂いがしたり、わずかに苦味もありますが、甘酸っぱくておいしいです。ちなみに青い実だと、ワサビとカラシを混ぜたような、ものすごい激辛味がします。



無事に下山しました。今回は山頂の神社へのお参りに併せて、帰り足での、林道沿いのマタタビ採りが目的でしたが、どちらも楽しくできた良い日でした。