2022年11月22日(火曜日)
爆睡三昧の一日となってしまいました。
やっぱり大事やね。
すいみん。
ただ今、真夜中の3時半。
目ん玉ギンギンでございます。
今日の話は昨日の話。
今日の話は明日以降になります。
松竹一郎。
特設緩和ルーム籠城15日目。
(訪問者2名)
ちなみに本日の体重54.4キロ。
11月21日 09:58
【石巻のコッテ牛登場】
この日、9時半に起きた私がパンとスープとタコちゃんウインナーの遅い朝食を作っていたところに、大柄の男がのっそ〜と入ってきた。
5回撮り直してコレに決定。
石巻のコッテ牛登場。
右はあきら先生のサイン入りイラスト。
実物はお茶目でカワイイタイプ。医者には見えない。
「何してるのん?」
「何をもなにも今から朝ご飯や。お前も食べるか?」
「いや、遠慮しときます」
二人の力関係でいうと、前回のアホアホマンとほぼ同じ。
絶対君主と下僕の関係。
タマタマ?二人とも名字が同じでややこしいので、一方(アホのほう)は名字、今日のは本人の出身地から石巻(東北出身)と呼んでいる。
知り合って35年以上経つ。
共通点は某民間大手コンサルタント会社。
当時も絶対君主と下僕の関係。
「どうですか?」
「どうですかもこうですかもない。」
「見ての通りや」
「元気そうですやん」
「緩和をなめるなよ!空元気や」
「今日はどうした?」
「近くで用事が・・・」
「ほな、サイナラ」
「もう帰るのか?」
「用事済んだらまた来ます」
「早よ戻れよ!こき使ったるからな」
「へぃ」
コッテ牛退場・・・
「何しにきてん???」
1時半、コッテ牛再登場
「差し入れ買ってきたよ」
「イイねぇ・・・」
セブンのワッフルとコーヒーわらび餅
「美味しそうやん」
「俺わらび餅大好き!」
よこで変な気配が・・・
「パカッ。ムシャムシャ・・・」
「おっ、お前なにしてるねん!!!」
「わらび餅食べてる。ボクの大好物やねん」
「お、俺もじゃ!」
「それなら2個買うてこ〜い!!!!!!」
あっという間に完食しよった。
典型的なB型。
でもこのへんはオモシロイのでスキ♡
「覚えとけよ・・・」
「今日はコキ使ったる!」
・・・・・・・・
「その椅子ををそっちへ移動させろ」
「やっぱり元へ戻せ」
「向こうの重たいボックスをこっちへ」
「やっぱり元の位置に戻せ!」
わらび餅の恨みを込めて、サディスチックにいじめながら指示を続ける。
移動終了。一旦休憩。
そこへ兄夫婦登場。
2人とも珍しく元気がない。
「○○さんが急に亡くなりはってん・・・ついさっき」
兄の仕事の関係で、年配だがとても仲良しだったらしい。
つい1ヶ月前、4人で念願だった旅行に行ってきたばかり・・・
凹み方が半端ない。
「お通夜やお葬式とかもあって、抗がん剤探しはしばらくできないかも・・・」
「こっちのことは気にしないでいいよ」
「お通夜か・・・」
兄がお通夜に行くとろくなことがない。
この前にも大の仲良しが急に亡くなった。
私もよく知っている人だった。
この人とは私もタイやハワイにも一緒に行ったことがある。
家族葬にもかかわらず、乗り込んでバカみたいに大泣きしてきよった。
家族全員ドン引き。
息子さん、自分の親に大泣きしてくれる友人がいたことを知り、息子も大泣き。
兄のまわりは笑いと涙ばかり。両極端。
そこへコッテ牛も混じって、4人の話が続く。
コッテ牛は宮城県石巻市出身。
残念ながらご両親は大地震の大津波であっという間に太平洋に持って行かれた。
お母さんは逃げられたが、足の不自由なお父さんに付き合った。
現場へは当時俺が当選させてやったアホな地方議員共を引き連れて、調査と見舞いを兼ねて行った。全額税金だ。
あたり一面腐った魚のニオイが充満していた。
俺はコッテ牛の家だけを必死で探した。
一件だけポツンと残っていた。
石巻病院の看護師寮が防波堤の代わりをしてくれていた。
しかし、家の中は2階の天井まで濡れていた・・・。
喪主の挨拶の原稿は俺が代わりに書いてやった。
コッテ牛、挨拶の練習でさえバカみたいに泣いてた。
本番を思い出すと今もゾッとする。
コイツにも涙がいつもついてくる。
俺が死んだら、コイツもどうなるんやろうか・・・
兄夫婦が帰り、イイ時間になった。
「おまえもそろそろ帰り。今日はありがとう」
「すまんけど、こんど来るときはお前の嫁さん連れてきてくれ」
「もちろんこどもたちもな」
彼の上の娘は震災の翌年に生まれた。
俺と二人で名前を考えた。
「ひより」と名付けた。
石巻の高台に日和山(ひよりやま)公園がある。
テレビでもお馴染みの公園だ。
他には思いつかなかった。
ひよりは一人だが、この子にはおじいちゃんとおばあちゃんがついている。
だから実は3人分の名前だと俺は思っている。
おじいちゃんも一度くらい、抱っこしたかっただろうな。
ちなみに下の息子は「新太郎」
チッ!あれだけ金太郎にしろと言ったのに直前に替えやがった。
「うちの嫁さん?」
「そうや」
コッテ牛の嫁さんは看護師。
今も夜間救急で頑張っている。
人のいやがる部署に自ら進んでいくような人。
彼女のどこをつっいても「善」しか出てこない。
初対面の時から私は彼女のオーラのトリコになった。
ぼくの大、大、大好きな人。
コッテ牛唯一の手柄は彼女を嫁にしたことだ。
もちろん、彼女は私の病状もよく知ってるし、ブログも見てくれている。
どうしても彼女にだけは俺の口から話しをしたい。
さっそく明日来てくれることになった。
「また、泣いてしまうやろなぁ・・・」
というか、もう泣いてる。
石巻のコッテ牛、ココベン退出。
写真7回撮り直し。
ドアを見たら、あきら先生のサインの下に自分のサインが・・・
なんか難しいこと書いてる。
どうせ小林正観あたりのパクリやろ!
自分のアタマで考えろ!
(了)
続けて書こうと思ったが、夜中の3時になっちゃったので一旦ココまでにします。
明日は夕刻、嫁や娘の待つ家に2週間振りに帰ります。
明後日昼から「要介護認定」の審査があるからです。
さらに翌日は主治医との家族を交えた面談。
もちろん兄も同席です。どんな話になるのかなぁ・・・
だからこのブログもしばらく更新できないかも知れません。
明日もたぶんアップできないと思います。
ワカランけど。
【あきら先生からの電話】
そんなことを考えている時に、あきら先生から電話が。
「松竹さん、明日はどこや?」
「明日は夕方から家に帰ります」
「ちょっと大阪に行く予定があってね」
また来てくれるの?
「ちょっと言い忘れてたことがあって」
結局かれこれ1時間。電話で話した。
介護の審査を受けるにあたって、こちらが心配していたことを、さらに詳しくレクチャーしてくれた。嫁にもちゃんと一芝居打つようにとか、枕元に紙オムツ積み上げとけとか子細に渡って教えてくれた。
さらに話はなぜか2人の出身母校の話になり、世代は違えど恐ろしい程の共通点があることを知った。
「ヤッパリな。前々からそんな気がしててん」
いずれにせよ、彼もまた恐ろしいほどの「善」の人。
ブログのキャラとはあまりに違いすぎる。
とうのご本人は「医師」という逃げも隠れもできない本業を持つため、そのあたり随分慎重になっておられる。
「特定されるといろいろ困ることもあってね」
バレて、患者さんが殺到しそうになった過去をもつ。
だからなおさら用心深くなっている。
「松竹さん、そこのところよろしくお願いね!」
俺はとっくにあきら先生の大ファンになっている。
だからこそ、持ち上げすぎないように注意してあげないとな。
「わたしのイイネ。10個やで」
ご本人はそれくらいが居心地がいいと思ってる。
彼はいつも私に心の抗がん剤をタンマリくれる。
(了)
今日のブログ、笑いがなかったな。
たまにはいいよね。
じつは今日も銀行の支店長を私のせいで泣かせてしまったり、てんやわんやの一日だった。
この話もきっちり書かせていただく。
支店長もこのブログを読んでいるだろう。
いい人に囲まれすぎると、本当にがんも命もどうでもよくなってしまう。
今日は爆睡のせいで、Twitterも滞ったし、コメ返にも目を通せていない。
メールやLINEも続々入って来る。
でもそこにはブログ以上のリアルな現実が確かにある。
1個たりとも私はおろそかにはしない。
真の抗がん剤のキャッチボールの場なんだ。
何はともあれ今日も元気でヨカッタヨカッタ。
普通に生きてます。
緩和がナンボのもんじゃい!
では今日はここまで、あ〜りが〜とさ〜ん!♬♪
明日も更新するよ〜!
コメント、メールちょうだいね。
真夜中でも返事するで〜!
というわけで今から場所はコメ返会場に移ります。
怪物コメ返軍団のみなさん、準備はええか?
爆睡したからまだまだ余力はあるで!
あなたのくれる抗がん剤はすべてありがたくいただく。
今日のコメ返担当は松竹チクショーが受けて立つ。
すでに3時半だがいまから参戦します。
いつも最後までお読みいただきありがとうございます。
いいね!やコメント感謝しています。
フォローしてくれてありがとサン。
みなさんどうぞお大事に。
松竹一郎。
私のがんは消えている。
(俺は奇跡のラッキーマン!)
ツイてる。
消えてる。
うれしい。
たのしい。
ありがとう。
近況を更新しています → 松竹一郎のTwitter
もっと笑えます。
いつでもなんでもどうぞ → 松竹一郎直通メール
俺はあなたと話したがってる。