2022年11月19日(土曜日)

 

いよいよ緩和ルームの

改修が始まった。

別に業者に頼むわけではない。

メンバーは小学校の同級生と

毎度お馴染み我が兄の2人のみ。

私は寝っ転がって指図するだけ。

はたしてどこまで進んだのか!?

まずは昨日のお好み屋さんの

続きからスタート。

 

松竹一郎。

 


 

特設緩和ルーム籠城12日目。

(訪問者2名+佐川急便+宅急便)

ちなみに本日の体重はなぜか54.1キロ

起床10時。体調に異常なし。

 

【お好み焼き食うたぞ〜!】

昨日アホアホマンが帰った後、すかさず兄からLINE着信。

「今晩はお好み焼きやで〜!!」

 

で、到着したのがココ。

お好み焼き、鉄板焼きの「きん太」

キンタマカオニツ〜イタ♩キンタマカオニツイ〜タ♪

キン○マ顔についた〜〜♬

兄と「金太の大冒険」を歌いながら入場。

メンバーは毎度お馴染み、私と兄。

そして2人を裏で操る影の番長「ブラックジャック(兄嫁)」の3人。

 

さっそく入場だ〜い!

店内の様子。

厨房の様子。

 

兄が11月生まれと言うこともあって、本日はなんと全品2割引!

よっしゃ〜!食べるで〜!

まずはタン塩。

次に山芋のバター焼き。

ほうれん草とベーコンのバターソテー。

運ばれてくるたびに、向かいに座った2人から

「食べれるか〜?大丈夫か〜」の声が飛ぶ。

「大丈夫大丈夫!全部好物や」

「ヨッシャ!ほんじゃお好み焼きも頼むで〜!」

お好み焼き登場。

兄が切り分けてくれた。

お好み焼き(ミックス、ソース味)

ネギ焼き(ポン酢味)の2種類。

これが今回の美味しい抗がん剤のメンバーたちだ。

こいつたちのパワーでがんを蹴散らす!

何としても食わねばならん。

ネギ焼きを小皿に移し、

カ〜ン!カ〜ン!カ〜ン!🎵(ゴングの音)

1回戦は私の楽勝!ポン酢味ウマ!

タン塩も、山芋も、ほうれん草もソース味のお好み焼きも

次々と倒してやった。

都度食べっぷりを確認する2人の視線が刺さりまくる。

「今日もいけてるなぁ」

「へい!兄貴!」

「上出来!上出来!」

3人でワァ〜ワァ〜ギャ〜ギャ〜言いながら食べる。

あっという間に鉄板の上がカラッポになった。

「まだいけるか?」

「さすがにギブ!」

「よっしゃ、デザートいくでぇ」

「私と兄はチョコアイス、ジャックはプリンを頼んだ」

瞬殺。

「ほな、緩和ルームに戻ろか〜」

「へ〜い」

今日も勝った。

(了)

 

・・・・ 日付変更線 ・・・・ 

 

11月19日(土曜日)

【緩和ベッドの改造と配置換え】

コメントの返事に5時間(快感です)もかかってしまい、目が覚めたら10時になってた。

そろそろ小学校からの友人(女性)が緩和ルームの改修の手伝いに来てくれる。

みんなでワイワイやるための美味しい抗がん試食室(兼勉強ルーム)の整理等が主目的だが、月曜日に到着予定の簡易ベッドの材料がすでに届いていたのでさっそくこれの組立を頼む。

「まかしとき!」

「すまんがその前にファミマでカフェラテのホットを買うてきて」

「ちょっと待っとき」

「はい飲み。」

「スンマヘン。やっと目が覚めた」

「す、すまんけど、水も買ってきて」

「いっぺんに言え!」

「す、スンマヘン・・・」

 

「ではさっそくこの大きい箱を開けて、中身を組み立ててくれ」

「何が入ってるのん?」

「簡易ベットや。多分簡単や。手ぇ挟みなや」

組立開始。

キャスターやらなんやらを取り付けて20分後・・・

出来たど〜〜!!

「寒むなかったか?」

見たらデコから汗流しとった。

新陳代謝のエエやっちゃ。

 

「おまえら朝からなにやってんねん?」

またしても大量の紙袋を抱えた兄登場。

どうせ持たせたのは、番長ブラックジャックに違いない。

「兄と友人はもちろん顔馴染み。みんな同じ小学校」

「ベッドの土台組み立ててもらっててん」

「入るか?」

試しに入れてみたが土台の長さが思ったより長く、いまの位置に置くのは難しい。

「よっしゃ!場所替えや!」

というわけで、緩和ベッドの場所を変えることに・・・

あれこれ移動させまくったあげく・・・

「うお〜ぴったり収まったぞ」

スポックのポスターも張り替えた。

100均で買ってきてもらった、ハンガーで服とかを吊ってともかく完成。

今日もここで寝るのは朝の手前か?

 

「ほな、みなさんお疲れさん!」

兄そそくさと帰る。

 

「お昼になったから、なんか買ってくるわ」

「なに欲しい?」

「コロッケ1個買ってきて」

「ほかは?」

「いらん」

 

【お昼の美味しい抗がん剤】

「私はお寿司にしたで」

「それより横に並んでるのはなんや?」

「ビールや。もう喉が渇いて渇いて・・・」

「おまえもアホアホマンか?!」

私はコレ。

コロッケとアホアホマンにもらったおにぎり明太子雑炊。

2人ともあっという間に終了

 

【勉強ルーム、というか抗がん剤試食会場】

余計な箱を捨てたり、棚を移動させたり、テーブルの上を拭いたりして、結局3時間ほど掛かったがひとまず完成。

ここで、メザシも焼く予定。

とりあえずは6人分のレイアウト。

椅子はすべて、デンマークのスーパーブランド「フリッツハンセン、セブンチェア(1脚7万円なり)」24脚持ってる。

ただし、メチャクチャお尻が痛くなるので、100鈞の座布団をつけている。

値打ちもクソもない。

ここの守り本尊は、アインシュタインと紫式部。

5時が近づこうととしていた。

 

【美味しい抗がん剤で慰労会】

「今日は、ほんまお疲れさんやったな。」

「助かった。まぁ一杯やってんか」

すでに友人は自分の分の酒とおつまみを買っている。

昨日の残りのメザシも焼いた。

「ほな、乾杯!」

酒が進むうち、私のカラダの話になる。

こいつは私の病状をよく知っているので、話は深いところまで行った。

話の途中、例によって2度ばかり、涙が頬を伝った。

コイツも一緒に泣いてくれた。

結局2時間ばかり、飲みながら話を続けた。

「もう帰り。また助けてや」

「いつも応援してるからな」

「ありがとう」

友人は緩和ルームをあとにした。

 

【一人慰労会】

友人との慰労会では私は話すばかりで、ほとんど飲まず食わずだった。

友人が帰ったあと、私は一人で慰労会を続けた。

夜の抗がん剤治療も兼ねて。

自分用のおつまみを改めて用意した。

こんな感じ。

エライおじさまにもらった、トリュフのタマゴ。

「トリュフか・・・」

「中身を出したらウズラ卵やった」

「トリュフとちゃうのんか〜い!!!」

メインはこれ。

これもおじさまにいただいた、徳島あんどーなつ。

「メイプル超合金か!」

コレが無性に食べたかったのだ。

3個食ったろと思ったが、思いのほか重たい。

2個でギブ!

お腹いっぱいになってもた。

 

【朝の美味しい抗がん剤】

順番が逆になってしまったが、朝はコレ。

もちろん食べたものと病状はその都度嫁にも報告している。

LINEするたびに返事がやさしくなっている。

今まではけっこうツッケンドンだったけど。

「お兄さんとおねえさんにちゃんとお礼言うてるか?」

毎回最後にコレがつく。

わかってるくせに。

 

今日は友人に朝から晩まで世話になった。

「親しき仲にも礼儀あり」というが、

コイツにはたいして礼儀も必要ないので、思い切りこき使わしてもらった。

助けてもらえば助けてもらうほど、こっちのプレッシャーもそれなりに増えはするが、みんなサラリと受け流してくれている。

「ホンマに元気になってきてるな」

「お兄さんやモルヒネのおかげとも思うけど、ホンマにあんた元気になってきてるで」

「私は勝てると本気で思ってる」

彼女の言葉が蘇る。

 

アホアホマン見たいにビールばっかり飲んでたくせに。

 

 

お○く、今日は本当に世話になった。

明日は孫の世話係か?

あんまり無理するなよ。

ばあさんなんやからな。

俺もじいさんやけど。

ありがとう。

 

とうとう、日付を超えてしまいました。

中途半端じゃ終われまへん。

 

何はともあれ今日も元気でヨカッタヨカッタ。

普通に生きてます。

緩和がナンボのもんじゃい!

 

では今日はここまで、あ〜りが〜とさ〜ん!♬♪

明日も更新するよ〜!

コメント、メールちょうだいね。

真夜中でも返事するで〜!

 

 

いつも最後までお読みいただきありがとうございます。

いいね!やコメント感謝しています。

フォローしてくれてありがとサン。

 

みなさんどうぞお大事に。

 

松竹一郎。

 

 

私のがんは消えている。

(俺は奇跡のラッキーマン!)

 

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うれしい。

たのしい。

ありがとう。

 

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