皆様こんばんは。
玄米茶の玄米だけすくって食べたくなるチョビベリーです。
重松清は作風が様々で
家族モノやら恋愛やら官能小説までいろんなパターンがあるんですが
今回読んだのも今までとは全く異なり
太宰治の『人間失格』を彷彿とさせる内容
あらすじ(ネタバレ)を言いますと
主人公の兄がテストでカンニングがばれて引きこもりになり
その後放火魔になって少年院へ
親友がリーダーになって主人公をいじめ
好きだった女の子はトラックにはねられ転校し
お父さんは蒸発して
お母さんは借金まみれで家に戻らず
自殺未遂ののち最後は殺人犯になって逃走したりと
棒倒しの如く自分の周囲が崩れていく様子がたまりません。
そして各所にでてくる聖書のことばや
主人公が通う教会の神父(弟が一家四人の殺人犯)の人間性
表紙の恐ろしさが嫌いじゃなければ
ブラック系が好きな人にオススメしたいチョビベリーです。
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