ジャンクレンズ 3

AF-S DX Nikkor 18-135mm F3.5-5.6G ED

・ジャンク理由
またもやこのレンズを購入
ジャンク理由は絞り羽が外れていて写り込むというもの
フォーカス時の鳴きもある。

試写しているとオートフォーカスが動かなくなった。

・分解
分解してみると、7枚の絞り羽がアチラコチラに散在
絞り羽を留めているプレートが曲がっていて
絞り羽がバラバラになって出てきました。
絞り羽1枚はシワクチャ これがフォーカスの歯車に挟まっていたようです。
他にも折り目がある絞り羽が有り、まともな羽は3枚程度
さらに、絞り羽1枚の作用軸が欠損
絞り羽には固定軸と作用軸があって、絞りの回転プレートの溝に沿って
作用軸が動き、円形絞りを構成する構造になっています。

・修理
まずは羽のシワ取り、「はて、さて どうしたものか」
「シワを延ばすにはアイロンだね」って感じで
低温から中温でシワ取り これが結構いける。
お次は作用軸の欠損 「はて、さて どうしたものか」
かなり小さい部品なので、代替品はないものかと作業箱を見渡すと
ハンダが目に止まった。 直径は丁度いいくらいかな
カッターナイフで切って、瞬間接着剤で接着
絞り羽を組み付けると、変形した円型絞りにはなったが一応動くが
あれ 引きバネが効かない。
絞り羽は閉じた状態を保持するように引きバネで引っ張っているのです。
シワ取りしたのですが、完全に原型に戻すことはできないので
各絞り羽の重なりの摩擦が大きくなってバネが効かなくなった。
ネットで少し強いバネを購入しましたがバネが強すぎたようです。
シャッターを押すと開放まで戻らないことがあったりして
レンズをハメ直したり、絞りボタンを押したりすると治る。
バネを少し弱いのにすれば治るんだろなー でもしばらくこのまま


フォーカス時の鳴きを解消するため、歯車にシリコングリスを塗布
それでも、少し鳴くのでモーターだけを取り出して分解
固定部と回転部の合わせ面を無水エタノールで清掃
「超音波モーター」って単純な構造! こんなんで動くんだー!と感心。
試写しているうちに鳴きは解消した。

このレンズ完全分解しましたが、試写するとボケた画像ばかり
光軸がズレてしまったようです。
2個の後玉は3本のネジで止めるのですが、意外にガタつきが大きい。
これじゃー普通に組み付ければ光軸がズレるわけだな。

多分組付け時には治具を使ったりするんでしょうね。
そこで、3本ネジを完全に締め付けないで、レンズを軽く回転させて
止まったところで締め付けました。
試写すると「こんなもんかな〜」というレベルになりました。
正眼寺のShotはこのレンズを使いました。

60Shotしましたが、一度も不具合等はなかったし

撮影画像を等倍で見ても、ピントは合ってるし

光軸のズレは感じられない程度なので、まっ いっかー。

このレンズは元々製造品質が悪いのか
マウント部には厚いシムが2枚、薄いシムが3枚挟んでありました。
ちょっと多すぎですね。

上記の分解・修理は簡素化して記述していますが
実際にはリペアマニュアルがあるわけではないので
試行錯誤しながら何度も分解・組付けして1月程かかりました。

写真の両側にある黄色い丸のマーキングは組付け位置を示すために貼りました。