看護婦として仕事をするということは,結局誰かの死と向き合うしかないです。
最初から病院では働かなかったら, 人が死ぬのを見ることはほとんどないかもしれません。
何よりつらいことは私と関係を結んだ人を離れて送るということかもしれません。
病人は人で看護婦も人です。
人と人が会う所には縁というのがあるものです。
襟だけ触れるだけでも縁だというのに,病院でこう出会う人はどれほど深い縁でしょうか。
そのように入院と退院を繰り返す人々。
長患いで長年入院している人々。
こんな人々とはその関係がもっと深まるしかありません。
日常的な会話を交わして冗談を楽しんで…
そのように笑いながら出くわした人々がある日突然狀態が悪くなる場合があります。
笑うこと,話すこと普段当たり前だと言うようにしていたことが難しくなって病室に入ると苦しい姿が見られます。
次に出勤したら世を去ったと言う話を聞く日にももちろん虚しいけど, 私の勤務時間に立ち去ることはその気持ちが言葉で表現できません。
いつか私が見てた患者の中で私の手をしっかり握って"ありがとう"と言った方がいました。
そして何日後静かにこの世を去った時その気持ちが誰が分かりましょうか。
初めて会う死と別れではなかったにもかかわらず,
仕事が終わって誰も知らないうちにトイレで声を殺して泣いたその気持ちは,誰が分かりますか。
本当に簡単ではない事です。