書店員のお仕事内容に疎く、肝心な”戦う!”部分のあれこれはよく分からない\(^O^)/ため、原作とドラマの登場人物についてのみ。
まずは、まゆちゃん(21)演じる北村亜紀(23)。
原作では(27)。やはりまゆちゃんを私と同い年の役なんて申し訳なさ過ぎてやらせちゃダメですなw小幡さんと結婚しているので、小幡姓です。贔屓目も勿論ありますが、亜紀の若い頃はこんな感じだったのでは。若さ漲るお仕事や恋に対する真っ直ぐなパッションはこの初夏に暑苦し過ぎるほどでした。何はともあれ可愛らしくも頼もしいまゆちゃんの勇姿が毎週見られるのは、幸せなことです。
決定的に違ったのは稲森さん演じる理子さんかなと思います。ドラマの理子さんは終始一貫して”いいひと”でした。2話の亜紀ちゃんの愚痴も致し方ない思い込みと勘違いが発端でしたし、解決すれば妬む理由もきれいさっぱり、すぐにVSポイントは消え去り、ふたりに関しては、戦う!前になんと終戦。ドラマ持つのかなーwと序盤から不安を感じますwあの年代の独身女性特有の、お仕事は出来るけれども、”ふつうの幸せ”をあれほど羨んでいた嫌~な理子さんどこー???とはいっても、まゆちゃんが亜紀としてキャスティングされた時点で年齢設定を弄る必要があったためでしょう・・恋愛軸までもがはちゃめちゃに・・この軸がぶれたため、理子さんは嫉妬に駆られることもなく、嫌味な上司になる必要がなくなり、理屈では通らない”大人の事情”を頑なに受け入れない亜紀を淡々と諌めたり、励ましたり、慰めたり・・そんな役どころに。
三田さんならぬ三田きゅんなんてその名の通りもはや別人・・1話2話あたりでは辛うじて寡黙な設定は守られていたような気!はしましたが・・・ポンッじゃないよーw後半にかけて見事にキャラはベルリンの壁のごとく。原作では亜紀の元カレで、理子には興味がない三田が物申す場面があります。同僚の密告により人事から”店長失格”のレッテルを貼られた理子が三田に助けを求めるのですが、寡黙な彼が初めて感情を剝き出しに、別れても実は今でも大切に思っている亜紀を庇い、理子の過ちを指摘します。このシーンがあったからこそ、これまで若干KYに思えた亜紀の発言や行動の根底にあるひたむきさに光が当たると思うんです。そう、亜紀は恵まれているために妬まれているだけで、性格が悪いとかではないのですから。
ドラマでは残念ながら、理子さん大好き三田きゅんですので、収拾のつかなくなった亜紀の熱い想いだけが空回りしているように感じました。誰か受け止めてくれ!原作の亜紀も猪突猛進、歯に衣着せぬ数々の発言や横柄な態度ばかりですが、嫉妬深い理子さん相手だからこそ、マイナス要素の釣り合いが取れていたのだと思います・・特にドラマ前半は亜紀が何事にも激おこぷんぷん丸。憤慨してばかりの演技はまゆちゃんもさぞかし疲れたことでしょう・・よく頑張ったね・・
小幡さんは原作のイメージ通りで良かったなと思う唯一の登場人物かもしれません。あの背中部分だけ煌びやかなベストが印象的でしたwビジュアル的には千葉さんとまゆゆの方がお似合いだとは思いますけどね。
正直、ドラマでくすっとしたところって、小幡さんと亜紀ちゃんのシーンだけだったような・・(大東さんファンの回し者ではございません!
まぁ、戦う!ドラマですから、笑っている場合ではない\(^o^)/
やはり設定やストーリーなど原作どおりの方が面白かったのでは・・というのが正直なところです。お仕事も恋愛もどちらも中途半端でなんだかなあ。もうこの際、最終回にあってほしい結婚式では引き出物は図書カード、小幡さんと亜紀で『出逢いの続き』を歌えばいいと思うよ!ドラマの亜紀ちゃんはまゆゆなので美しい歌唱力がアピールポイントです。その点の改変は大歓迎ですね!