別れを切り出されたのは、カナダでの最後の夜でした。
もうすぐ結婚5周年を迎える私たち。
とはいえ、彼の様子がおかしいことには気づいていたので、
「もうすぐ5周年だけど、私たちやっていけそうかな?」
と聞いたのです。
すると・・・
「ごめん」
と。
え、それって、どういうこと!?
一緒にやっていけないってことなの?
「このままじゃ、だめだと思ってる」
それって、別れたいってこと?
私に対する気持ちがもう無いってことなの?
「そうだね、ごめん」
「スピカの愚痴っぽいところが嫌になった」
「俺が我慢すれば済むと思ってずっと我慢してたけど、もう限界」
え?
こうなる前に言ってくれたらよかったんじゃない?
私たち、喧嘩らしい喧嘩もしたことなかったよね?
それに、仕事のこととか人生のこととか、相談しちゃいけないの?
それが「愚痴っぽい」ってことなの??
本当に、わけがわかりませんでした。
私が悪いところを直せば、やり直してくれるの?
それとも、私のことをもう生理的にうけつけないの?
「・・・このままだと、後者になりそうだった・・・・・・」
今思い返すと、彼の狡猾さ、意地汚さがこういうセリフにつながったんだなあ、と
納得しますが、そのときはもう、混乱して、混乱して・・・
とにかく、一人になって、実家に国際電話をかけました。
「とにかく、生きて帰ってらっしゃい」
という母の一言。
それから、帰国するまで、ずーっと泣いてました。
記憶もあまり無いのですが、それでも、帰りの機内で映画「おくりびと」を観たあと
「いい映画だったね」
なんて、奴は話しかけてくるんですよ![]()
ほんっと、今思い返すと、悲しみより怒りで涙がでてきます![]()