私の住んでいるところは田舎で

車必須の社会です。


ある日のスーパーの駐車場で


少し混んでいたので車を

入り口から遠いところに停めてしまって

息子を抱っこして入り口に向かおうとしたら

ちょうど


店のベビーカーを、赤ちゃんを乗せたまま

車まで使って荷物を下ろしていた

まだ若いお母さんに遭遇。


お母さんはそのまままた

店にベビーカーを返しに行かないといけない。


私は抱っこして店にベビーカーを

借りに行かないといけない。


そこはベビーカーに

100円硬貨を入れて使うタイプのものじゃなくて

普通に入り口に置いてあるタイプのところで。


これはちょうど良い!


と思い




「良かったらベビーカー

お店に返しておきますよ。」



と申し出た。



するとそのお母さん、


こちらを見て

睨みつけるように


「結構です!」



と言ってきた。



てっきり


あ、ありがとうございますー


で済む話だと思っていたので

予想外の言葉にひるんでしまった。


「あ、そうですかー。」


私は何事もなかったように

入り口に向かって歩き出した。


すぐ後ろを

そのベビーカーをつくお母さんが歩く。


同じペースで歩いてしまうと

そのお母さんが

ベビーカーを戻すタイミングと

私がベビーカーへ息子を乗せるタイミングが

合ってしまって

お互い気まずい思いをすると思って


気持ち早足で歩いた。


そのお母さんも

多分同じ気持ちで

気持ちゆっくり歩いていたと思う。


店内につくやいなや

息子をベビーカーに乗せ

後ろを振り返らずに進んだ。



何故断られたんだろう。


考えられる理由は


①こっちが赤ちゃんを抱っこしてるのが見えず

身も知らない人に借りを作るのが嫌だった


②反射的に断った


③私がベビーカーを使いたいくせに

返してあげると恩を着せるような言い方が

嫌だった



たぶん②かなと思うんだけど

③だったら、言い方を変えれば良かった。


田舎だから

他人と話すのって

そこまでハードル高くないはずだったけど


すごいドキドキした。



そのお母さんは

なんかいっぱいいっぱいの

焦った顔をしていたから


もしかして

都会から出てきて

他人と話すことにストレスを感じるのか

とにかくなんかイライラしていたのか

私が嫌な顔してたんかな。


なんかごめん、と思うと同時に


自分の胸もチクチク痛んだ。


声をかけなければ良かった。

親切だと思っても

大きなお世話の場合もあるもんね。

自分がされて嬉しかったことが

必ずしも他人に当てはまるわけじゃないし。


はーーーーーーー



スーパーに赤ちゃんを連れて行くと

よく話しかけられるし

ベビーカーに乗せるのをモタモタしていると

通りかかった人が待ってくれたり

息子に話しかけてくれたり

レジの人がサッカー台までカゴを運んでくれたり


優しくされることが多いから

こっちも人に優しくしたいと

思っていただけなのに。


完全なる空回り。



まあ

そんなこともあるか。



次からはもっと

。。。どうしたら良かったのかな。


まあ


適当にするしかないか。