今日は私が影響を受けた、プロレスラーになりたいと思うようになったきっかけとなったレスラーについて書きたいと思います。

私の永遠の憧れであり、目標。


Eddie Guerrero



エディの試合を見なければプロレスラーになりたいとは思わなかったでしょう。

ちょうど私がWWEを見始めた2003年末はエディはタッグ王座戦線からシングル王座戦線で大ブレイクする直前といったところ。

小さな体ながら超卓越したテクニックと頭を使った“ズルしていただき”でヘビー級レスラー達から勝利を上げる姿に私はすっかり虜になりました。

当時はJ SPORTSで見るしかなかったので毎週、高校の授業が終わったらダッシュで帰宅して必ず初回放送を見るようにしていました。

そんなエディが亡くなったのは2005年11月。

当時はTwitterとかもなく、そのニュースが本当かどうかもなかなかすぐには確認出来なくて、数日間は「いやいや、絶対嘘だ」って思ってました。
当時、J SPORTSのWWEの放送は2週間遅れだったのでテレビを付ければエディは試合をしているのですよ。

2週間経って、エディ追悼番組が放送されたのを見てようやく事実を受け入れたような記憶があります。

そしてその時に「もうエディの試合が見れないなんて…。それならもう自分がプロレスやるしかない」
というふうに思ったわけです。


学生プロレスからスタイルEでデビューして、今に至るまでとにかくエディの映像を見まくって少しでも近づけるようにと自分なりに試行錯誤しながらやってきましたが、とてもじゃないけどエディみたいにはなれません。
いや、もうね、何から何まで凄過ぎる。 

プロレスを学べば学ぶほどエディのとんでもなさを実感するのです。

デビューして間もない頃はエディの真似して、なんとか自分の中に取り込んでいこうとやってみたけど全く様にならず。

今振り返るとあの頃の自分が憧れていたスタイルは30代後半、キャリア20年近く重ねたエディのスタイルであり、それをキャリア数年の若造が真似しようとしても真似出来るわけないんですよね。

今でもめちゃくちゃエディの試合は見ます。
ほぼ毎日見てますね。

自分は来週で32歳。

同じ年齢の頃のエディはどうだったかというとWCWでクルーザー級でバキバキの体でとんでもない名勝負を生み出していた頃。


最近はその97〜99年の映像をよく見ているんですがとにかくすごい。

どうやったってエディにはなれないですよ、ホント。

だけどこの頃のギラギラしているエディに憧れてきていて、密かに少し体を絞ってみたりしています。

目標は99年に交通事故からの復帰を果たした時の信じられないくらいに絞られた体です。
これが最近のモチベーション。


エディに関してはびっくりするくらい何度も死にかけています。
不慮の事故というよりはアルコールや薬物依存が招いたトラブル。
家族も、プロレスも失った時期もあります。

それでもそこから這い上がってきてWWEでトップに立ちました。

そしてファンからも、レスラーからもめちゃくちゃ愛されてるし、尊敬されてる。

なんか1回なにかに失敗したらもうやり直せないくらい叩かれて、戻ってこれないような雰囲気がある昨今の日本ですが、しっかりと反省して償ってやり直すチャンスがないのはおかしいんじゃかいかなって思うんですよね。

全てを失い、そこから更生してWWEに戻ってきた2002年以降のエディは本当に神がかってました。

誰もがこうしてやり直して復活出来るわけじゃないとは思うんですけど、チャンスがないのは違うんじゃないかなと思います。





とにかく遠い遠い目標であるエディ・ゲレロ。

私がエディの試合見て感じた興奮、プロレスの面白さ。
それを少しでも自分のプロレスを見た皆さんにも伝えられたなと思いながらこれからもプロレス続けていきます。



このブログ書いたことで気合い入りました。
充実した夏にしよう!!