目が覚めたら雨。予報では曇りだったはずだがなかなか強めの雨が降っている。
とはいえ貯まった洗濯物を洗濯しなければ。
回してるうちに雨も止むだろうと洗濯機のスイッチオン。
しかし洗濯終わっても一向に雨は止まない。
しばらく空と睨めっこするが諦めて結局コインランドリーへ。
乾燥機にかけながら夜のHEAT-UP道場マッチに向けてプロレスの映像を見て気分を上げる。
思ったよりも時間かかってしまい昼はレトルトカレーを飲むように食べ、慌ただしく稲田堤へ向かう。
地元も京王線、高校3年間も京王線で通っていたし、プロレスキャリアのスタートは西調布ということもあり京王線は非常に愛着のある路線。
特に調布よりさらに西へ向かうと一気に多摩の空気感が増してきて癒やされる。
将来は京王本線、相模原線のどちらでも良いが多摩川を渡った先に住みたい。
ビバ多摩地域。
京王稲田堤駅から徒歩7、8分ほどでHEAT-UP道場に到着。
着いてプロテインバーを食べていたら歯の詰め物が取れて少しテンションが下がる。
この日のHEAT-UP道場マッチは大谷譲二プロデュースdayの2日目。
学生プロレスから譲二と繋がりがあるレスラー達が呼ばれ、HEAT-UPvs学プロ出身者というカードがラインナップされた。
稲田堤の閑静な街並みをスーツケースを引き歩くSAGATさんは明らかに不審者(褒め言葉)。通報されなくて良かった。
会場入りから三富が妙にテンションが高い。
プロデューサーの譲二に学プロ時代にやっていたことを今日はやろうと無茶ぶりを繰り返していた。
三富の提案でUWF関東学生連盟が興行スタート時に流していた大日本プロレスのテーマから三富と譲二の前説で興行開始。
この前説、いや、もはやトークショーが興行に良い空気を流しこんでくれた気がする。
裏で聞いてて“おっ、今日はこれで良い興行になりそうだぞ”と感じる。
さて、試合はメインイベントでvs大谷譲二。
譲二本人はガッツワールドの頃の恩やらを色々な思いがあって組んだカードなんだろうが、私からするとすっかりインディー界屈指の売れっ子となった大谷譲二には負けてられないという意地があった。
ガッツワールドに入ってきた頃はずいぶん甘い考えだなと思ったこともあったけど、気づけばインディー界を逞しくしぶとく生き抜ける力をもった立派な“同業者”になっていた。
だからこそ負けたくなかったわけですよ。
試合はかつての雁之助さんやダイスケさんのGWCシングル王座戦のようなじっくりとした展開から。
自分はもちろんだか、譲二にも同じようなイメージを持っていたんだろう。
あまり他の人が使わないような腕の取り方を私は使うが、そういった動きを譲二は頭に入れていたらしく何度が虚を突かれた。
けど最近インストールした動きをいくつか試せたし、譲二とお客さんも驚かせることも出来たと思う。
このあたりは1枚上を行けたかな。
序盤に展開を大きく変えた譲二のチョップは本当に強烈だった。
このチョップも新人時代に全く様になってなくて雁之助さんやガッツさんによくダメ出しをくらっていた。
それが今や譲二を象徴する技に。
こういうとこは以外と真面目。
チョップと並んで同じくダメ出しをされていたのはドロップキック。
こっちは完全に諦めたらしい笑
技に向き不向きはあるから取捨選択は大事だとは思う。
私は私で普段はやらない念仏パワーボムを繰り出してみた。
慣れないことはしない方が良い。投げた自分が軽く腰を痛めてしまった。
しかし、この技も相手のウエイトを計算してチャンスがあれば使える手札にしておきたい。パワー付けよう。
試合中にリングアナ弥武さんから「25分経過」とアナウンスされ驚く。
えっ、もう?あと5分か!?
そんな中、プロレスの神様が「今!!!」と耳元で囁いてくれたかのようなドンピシャのタイミングで雁之助クラッチがハマってピン。
会心の雁之助クラッチ。
実に気持ちの良い勝利だった。
いやしかし、譲二は強かった。
スープレックスやミサイルキック、エルボーなど技一つ一つが的確になっていた。
スライディングDを食らっていたらヤバかったな。
また戦うのが楽しみだなと思っていたらさっそく10/26ガンプロ板橋にてGWC6人に挑戦してくる。
次はどう戦おうか。
大会後は稲田堤で三富、SAGATさん、さらに沿線住まいの趙雲さんも合流して感動の呑み会。
インディー界をしぶとく生き抜く仲間たちと呑む酒は実に美味い。
最近試合後に呑みに行くこと減りましたねーなんて話をする。確かに。開始時間やリング撤収、みんなの帰り道など色々あるがなんだか減ってきた気がする。
飲みの席であーだこーだとプロレスについて語るのは自分は好き。
ほろ酔いで帰宅。
カップヌードルBIGのカレー味を食べて残ったスープにご飯を入れて食べたい!!
という衝動と戦い打ち勝つ。
大人しく就寝。
良い日曜日だった。