思い出の会場シリーズ。 

ひとまず今回が最後。

ネーブルカデナアリーナについて書きたいと思います。



沖縄本島の中部。嘉手納町にあるネーブルカデナという商業施設の中にアリーナはあります。



ここはグルクンさんが旗揚げした琉球ドラゴンプロレスのホームアリーナです。

6年前、沖縄プロレスがなくなった後も沖縄に残ったグルクンさんがこのネーブルカデナでカデナバトルフェスタという興行を開催。

それがこけら落とし。

有難いことにその記念すべき興行に参戦させていただき、また沖縄でプロレスが出来たことに感動しました。

その数か月後、琉球ドラゴンプロレスが旗揚げされ私も1年くらい関わらせて頂きました。

嘉手納町ってとこは本当に何もなくてですね笑

でもそんな嘉手納町には思い出がたくさんありまして。

とにかくこの嘉手納にいた期間ってのが自分を人間としてもレスラーとしても成長させてくれました。

1年目の夏にはネーブルカデナでお化け屋敷をやることになりアリーナはお化け屋敷に大改造。

当時の練習生や若手が設営して組み立てて、お化け屋敷が始まれば自分やみぃさんも働いていました。

リングも片してたけど、お化け屋敷のついたての裏にちょうどリング置けるスペースがあって、そこにリングを組んでお化け屋敷の営業始まる前に朝練やったりしましたね。

しばらく試合スケジュールが空いてた時に、久しぶりにリングで練習が出来た時はちょっと感動したのを覚えてます。

あぁ、やっぱプロレス良いなぁって。

その頃キリンから『澄みきり』って缶ビールが発売されて、それが美味くて美味くて。

毎晩合宿所でその『澄みきり』を飲んでましたね。
あの美味さは今でも忘れられない。

当時のメンバーの中では自分はキャリア的にも上だったので試合も大事なとこを任されることもあり、本当に成長出来た時期でありました。


合宿所にはゲスト参戦した選手も泊まることもあって、自分が普段東京で会う人たちと合宿所で酒を飲んで色々話したりして楽しかったなぁ。


先月、久しぶりに嘉手納町に行ってみるとネーブルカデナも合宿所も当時と同じ空気が流れていて本当に懐かしかった。



自分がいた時にデビューした新人たちがファンから認められてしっかりと自分の立ち位置を確立しているのを見てすごく頼もしかった。

グルクンさんもそうだけど、セイバー、ディンゴ、GOSAMARUというかつての仲間たちも集まってきて今の琉球ドラゴンプロレスがある。

こんな素敵な団体の旗揚げに関われた自分は幸せだなと再認識しました。

自分自身ももっともっとデッカくなってまたネーブルカデナのリングに上がる時には沖縄のファンの皆さんに恩返し出来るような試合が出来ると良いな。

頑張ろう!








ひとまず思い出の会場シリーズは最後と書きましたが、プロレス続けていたらまた書きたくなる会場も出てくるでしょう。

その時にまた。