ガンプロ公式アカウントで大家さんがみんな「好きな会場」を聞いていたので私も乗っかり西調布アリーナとリプ。
するとこんな返信が来たので、
せっかくだから西調布アリーナについてちょっと書いてみようかと思います。
私が西調布アリーナを知ったのは大学で知り合った先輩がU-FILE CAMP西調布の会員だったから。
その人の紹介で、プロレスクラスに入り、田村さんに会い、STYLE-Eでデビューするのです。
当時大学生だった私、平日はほぼ毎日西調布で練習。
STYLE-Eを離れ沖縄に行った時期もありましたが、東京戻ってからまた入会。
初めは電車で通っていましたが、チャリで30分ちょいで行けることがわかりチャリ通。
最終的には原付を買って通ってました。
真冬の練習帰りが実に寒かった。
STYLE-Eの頃は大会が終われば近くの温野菜。
ひたすら食いまくった。お店の味付きうずらがなくなるまで頼んだのは良い思い出。
ある時、西調布にステーキガストが出来る。
練習後に柴田さん、那須、ジム生の桑くんとよく通った。
ステーキが来る前にカレーでライス1杯、ステーキが来てから2杯、さらに〆にもう一度カレーライスにステーキ用のバターをトッピングして食べていた。
西調布駅のアリーナの反対側にある宿場という居酒屋も懐かしい。
ここにある“半がけ”という超大盛りカツカレーのようなもの(唐揚げやら何やらとにかく色々乗っかっていた)を完食するのが西調布に入会した若者の登竜門。
初挑戦ではギリギリ完食。
もう二度と食べなくていいや…なんて思いながらまたしばらくすると挑戦してしまう。
ガッツワールドで西調布アリーナを合同練習で使っていた時もよく宿場に行った。
大谷譲二も半がけに挑戦している。しかし、彼はカレーが嫌いなため大苦戦していたのを覚えている。
ちなみに宿場さおにぎりも私の顔くらいのサイズがある。
機会があればぜひ行ってみて欲しい。
西調布アリーナの話をするはずが食べ物の話ばかりになってしまった。
デビュー戦はもちろん西調布。
それから毎月西調布で試合したし、当時は色んなインディーも使っていたので本当にたくさん試合した。
大家さんに会ったのももちろん西調布。
私がデビューした頃、大家健、いや、獅子様はその異様なカリスマ性で西調布の民を魅了していた。
常にメインイベンターとしてSTYLE-E勢と敵対してまさに西調布が生んだ最大のスターだった。
私はまだ新人だったのでほとんど大家さんと戦うことがなかった。私以外の全員が大家さんとシングルを経験していた。
だからヒートアップ旗揚げで大家さんとシングルを組んで欲しいと直訴したのだ。
そして気づけばその大家さんが代表のガンプロに所属している。
人生は面白い。
西調布での思い出の試合、と言われるとこれっ!っていうのはなかなか浮かばない。
妙に覚えているのは夢名塾でのロープを外してノーロープリングで戦った渡辺宏志さんとのシングル。
初めてシングルで30分近く戦った試合だ。
ガッツワールドでも毎月西調布を開催している時期があった。
アラケンさんと初めて組んだ、つまりハッとしてgoodが誕生したのも西調布だ。
あの緑の繋ぎ姿を初披露。
そして、西調布アリーナの閉鎖が決まり最後に開催された大会はガッツワールドで、そのメインイベントを締めたのもハッとしてgoodだった。
自分もアラケンさんも西調布アリーナがなければこのインディー界で生き抜いて来れなかったと思う。
そんな二人で最後となり超パンパンにお客さんが入った西調布アリーナの最後を飾れたことを今でも誇らしく思う。
地下の湿った空気とこもった匂い、感じる人にはわかる霊気(笑)。
この会場だからこそ生まれる熱気と名勝負。
今もインディーマット界で活躍する色んなレスラー達が戦ってきた西調布格闘技アリーナ。
この会場で生まれ育ったことを誇りにこれからも戦っていくぞ!!
※画像はネット上から拝借しました。